うさぎドロップ [DVD]
原作ファンの方には映画のストーリーは不評のようですが、原作を読んでいない私には映画も十分楽しめました。
仕事と育児の両立は多くの人々が直面する課題です。とくに、女性の場合は、大吉の母親が葬式の際に発したように「どれだけ自分を犠牲にしたか」という気持ちを抱えている方も多いでしょう。
引き取ったりんの育児のために残業のない部署に異動を願い出た大吉、仕事のために育児をあきらめたりんの実の母親…、今の社会ではどちらが正しいのかは断言しきれません。ただ一つ言えるのは、仕事と育児が二者択一にされてしまう今の社会や職場が本当に正しいのか、ということです。
大吉も、りんの母親も、どちらも一生懸命です。大吉が保育園への道をりんを抱えて懸命に走るシーンはそれを象徴しています。もう一つ、男性は育児を経験しないと「父親」にはなれません。それもうまく描かれていたように思います。育児に理解のない同僚や上司が登場するとリアリティが増したのかも知れませんが、それはこの映画の主題ではないのかも知れませんね。
そして、育児は一人でするものではないことも劇中では描かれています。若干ベタな表現ではあったものの、大吉の職場には、相談できる仲間、理解・協力してくれる仲間がいます。それは、いずれも自身が育児中の仲間たちです。子どもを育てることが、親自身を育てることを感じました…とまで書くと綺麗事に過ぎますかね。
個人的には、りんの保育園でのはじめての友達になるコウキが、自分の父親のお墓の前で「父ちゃんに会いたいよ〜」と泣くシーンにぐっときました。私自身が小学生のときに、父親を病気で亡くした友達が、劇中のコウキとまったく同じ泣き方をしていたのを思い出したからです。私自身も小学生のときに、両親の離婚を経験しました。理由はいろいろあるにせよ、親がいなくなる喪失感と孤独感は、子どもの心に深い傷を負わせます。それを支えるのはまわりの友達や「自分を犠牲にできる」大人たちです。突っ込みどころはいろいろありますが、育児の経験のある人には共感できる映画ではないでしょうか。
うさぎドロップ [Blu-ray]
原作は読んでいませんが、劇場予告でこの作品を知り、見ることにしました。 それは愛菜ちゃんや松ケンが目当てではなく
SABU監督の作品だからです。 ずいぶん前ですが「ポストマン・プルース」と言う作品を見て以来のファンです。ここ2,3年はちょっと
ご無沙汰でしたが、おおサブ監督ずいぶん方向性変わったじゃない、といった感じ。
さて本編が始まるとストーリーはありがちだなと思いました、キャスティングはちょっとマニアック? そしてマツケン、
香理奈を始めとする各役者に見せ場が最低ひとつははあり
なんだか出来上がりがよろしいと思いました。マツケン演じる男の妄想シーンも笑える。
そして家族が家族らしく描かれている・・・・こういう単発物の映画で家族を本当の家族のように見せるのはなかなか難しく、
これは監督の腕の良さなのでしょう。愛菜ちゃんの見せ場はラスト近くのお墓のシーン、これは松ケンも褒めてました。
結論:大人が見ても面白い泣き笑い人情劇映画、出てくる人はいい人ばかり、家族で見てもまたよし。
One.
Day1からDay6までいろんな香里奈ちゃんが載っていて、どのページもすごくおしゃれ。
プロローグから一見ふつうのTシャツとロングスカートで、でもすごくかわいいい写真で、
香里奈ちゃんのかわいさとリラックス感がすごくすごく感じられた。
コラムやQ&Aでも香里奈ちゃんの普段っぽい感じや素の思いがわかったのも嬉しかった。
あと、コラボジュエリーがたくさん載っていてどれもすごくかわいかったです。
香里奈ちゃんファンにはすごくおススメだけど、ファンじゃな人も
読むときっと香里奈ちゃんのことを好きになると思った。
日経エンタテインメント ! 2011年 11月号 [雑誌]
福山特集。
しっかり取材してます。
福島でのライブの意図、今後の展望等、
面白く読めた。
ずいぶん熱い男だと感じる。
三谷幸喜のインタビューも、
なかなかの力作。
インタビューのクオリティの確かさがいい。