マディソン郡の橋
最初に映画からはいった僕は、映画鑑賞後原作を読みたくなった。なぜなら『マディソン郡の橋』という、メリル・ストリープとクリント・イーストウッドのこの有名な映画が、とても文学的だったからだ。特に英語が得意というわけではなかったが、嫁に行った、留学経験のある姉妹が、たまに実家に帰ってきた機会を生かし、共に読み進めることになった。そこここに、まるでクリント扮する写真家が本当に撮ったような渋い写真が装丁されており、映画の場面を一つ一つ思い出しながらの歩みになった。長い小説ではなかったが、一冊読み終わるまでに何週間もかかってしまった。それでも最後まで読めたのは、この本が映画で味わった豊かさを充分にたたえた佳作だったからだろうと思う。レビューを書けるほど読み込めたかどうか分からないが、僕の記念すべき第一冊目としてここに感想を残しておきたいと思う。
マディソン郡の橋 特別版 [DVD]
私は、「不倫は絶対反対!!!」なのだが、でも、最後、家庭を壊さなかった彼女の生き方と彼のその後の人生を思うと、最高に切なかった。2人の別れのシーン。泣けた。「せめて死んでからは一緒に・・・」泣けた・・・永遠の4日間。生きている間、その後、一度も会うことのなかった2人。人間は、理性だけで生きる動物ではないのだと思った。
マディソン郡の橋 (文春文庫)
たった4日間の恋が永遠の愛に…こんなに素晴らしい恋愛小説は初めて読みました!
求めあうことだけが愛じゃない、相手を思いやるだけでも「愛」だと改めて教えてくれました!
あと、言葉遣いが素晴らしくて日本人ではしない表現の仕方が素敵でした。
マディソン郡の橋【字幕版】 [VHS]
女性の恋愛の心の内側を繊細が素晴らしく良く伝わり、日常の中に何時でもフット思っている自分がいる。
普段生活が幸せであっても、感動の切ない思いができる感動の映画でした。
恋におちて [DVD]
私も30代の既婚男です。
実は病気を患い、妻子とは別居中でさらに離婚協議中なのですが。
ですが、「クレイマー・クレイマー」のように現実の自分と重ね合わせることも少なく、
「夢物語」として楽しめました。
他の方のレビューにもありますが、今はアクションだろうがなんだろうが、無意味に男女のハダカや絡みがある時代、この映画では二人の絡みはほとんどキスシーンのみ。
しかしその二人の心の移ろいが痛いまでに伝わってくるのはさすがですね。
これこそ、役者の力量なんでしょうね。
ある程度年齢を重ねた大人であればこそ、同感、というか、共感できる点が多い映画だと思います。