図説宗教と事件―この国をほんとうに動かしたのは誰か? 殺人事件からスキャンダルまで聖域に蠢く闇の (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica エソテリ)
ようやく出ました。
エソテリカ外伝、新宗教にまつわる事件篇です。
新宗教の本には載っていなかった宗教団体の如何わしい事件の特集本で
関係者はほとんど実名で掲載されています。
某宗教団体が起こした1995年の大事件はおろか
統一教会とマスコミの熾烈な戦い、
あるいは政党と新宗教の関係する事件など
かなり突っ込んだ内容です。
海外の事件(マンソン事件などなど)も特集していますので、
内容は濃いです。
ファーストレディ(注:皇后陛下にあらず!!)ですら
海外メディアではカルト認定されている日本。
国のトップ(注:天皇陛下にあらず!!)を始め、周囲はカルトばかりです。
是非この御本を読んで、カルトの問題や手法を勉強してください。
事件に巻き込まれてからでは遅いですよ。
実録闇サイト事件簿 (幻冬舎新書)
犯罪に闇サイトと言われるインターネットサイトが介在した、殺人、集団自殺などの怖い事件が近年急増している。闇サイト事件の当事者への直接取材を豊富に行い、ネット犯罪に精通している著者による「闇サイト」のまとめ的な本。新書としては相当な件数の闇サイト事件を採録している上、当事者の声も多く入っていて、闇サイト殺人、連鎖・集団自殺がなぜ起こってしまうのかを明らかにしている。
ネットを介した殺人依頼や共謀も興味深いが、より深刻さを感じたのが、自殺サイトの蔓延だ。練炭や硫化水素自殺の方法がネットであっという間に広がってしまう。かつて完全自殺マニュアルの害悪が批判されたが、自殺サイトの害悪はもはやその比ではない。家にいながらにして方法も道具も、一緒に死ぬ仲間も簡単に見つかってしまう。また、薬物の違法な売買も密売人を「氷屋」と呼ぶような独自の符丁で、密売サイトで販売されているというし、リタリンなどの精神安定剤などの大量使用(えてして自殺と関わりが深い人たちだが)を推奨、それ向けの薬を非合法に売るサイトなどなど、現実社会に闇があるようにネットにも闇ができてきたのだな、と痛感させられる本だった。これらの情報が充実しているので、闇サイト犯罪は本書一冊で十分なような気がする。