日本社会を夫婦で評論している対談集。
三浦、曽野夫妻はすごい。
教養、知性を背景に大衆化してみにくくなった日本社会を語っている。
彼らにすれば、
ものすごく嘆かわしい我が国の現状だろうに、
理性的に論じている。
りっぱな大人だと思う。
教育、夫婦、労働、老後などテーマは多彩だが、
すべての価値判断は道徳である。
その点で珍しい1冊だし、
お二人の姿勢に感動する。
曽野綾子は20年以上前から言っていることが変わらないのがすごい。
ちなみに対談では、
曾野綾子が三浦朱門の2倍はしゃべっている。
曾野綾子の夫というポジションが、
どんなものか分かったような気がした。
三浦朱門はすごい。
実家の本棚から三浦朱門の本をひっぱりだしてきた。この人の本を手にとるのは久しぶりだ。
三浦朱門のジジイが差別はだめだがどうのこうのと言い出した。なんだこいつ。
@nakachiyami Wikipediaで丹下健三を調べたら、彼はカトリック教徒なんだそうで。三浦朱門、曾野綾子、遠藤周作、永井隆、カトリック教徒の私としてはこのラインナップが日本に与えた影響が凄い気になる。私のなかでは丹下氏もこのラインナップに入りました。
(当時の文化庁長官・三浦朱門は「出来ん者は出来んままで結構、エリート以外は実直な精神だけ持っていてくれればいい」「非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいい」「魚屋の息子が官僚になるようなことがあれば本人にも国民にとっても不幸になる」と語っている)。
[新刊] 「老いを愉しめる生き方」三浦朱門著 wac発行 ¥940 ご夫婦揃って老いについての本を出されましたね。曾野綾子著「老いの才覚」と併せて読むと、面白いかも⁈
RT @xxcalmo: (当時の文化庁長官・三浦朱門は「出来ん者は出来んままで結構、エリート以外は実直な精神だけ持っていてくれればいい」「非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいい」「魚屋の息子が官僚になるようなことがあれば本人にも国民にとっても不幸になる」と語っている)。
