モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集
クララ・ハスキルやリリー・クラウスのソナタ全集を持っていますが、それと比べても、劣らない演奏でした。
初めて買ったモーツアルトのピアノソナタ全集がこれでしたので、私にとってモーツアルトのピアノソナタはこれが基準になっていますが、全く非の打ち所がないものになっています。
ソナタだけでなく、協奏曲も聴けたら嬉しく思います。
モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:ピアノソナタ全集
私はバラバラに5枚買いました。まだ、このボックスセットが出ていなかったと思います。何回も聴いているんですが、聴いていて楽しくないのです。
その後いろいろ考えました。このアルバムは柔らかい演奏です。レガートが多めです。リズムも一定のパルスを刻んで行くようなものとは違います。音質もデジタルというほど良くはありません。ただし、これは再生装置にも依存するかもしれません。
硬質なかちっと演奏が好きな人はイングリット・ヘブラーのアルバムが向いていると思います。ヘブラーのタッチはピアノの音色もきれいです。今は Pires の新しい録音Piano Sonatasに少し興味があります。
1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記 (幻冬舎文庫)
テレビドラマはさすがに泣かせるつくりになっていますが,現実はそれよりもずっと重いものだと思います.ありきたりですが,雑用に追われて過ごす毎日で本当によいのかということを考えさせられます.
亜也さんの日記の部分はもちろんですが,最後の章に主治医の山本先生が寄せられている文章があります.ここの部分も是非飛ばさずに読んでいただきたいと思います.お医者さんらしく淡々とした文章で書かれてはいますが,その分,心に響くものがありました.
『聖痕のクェイサー』ディレクターズカット版 Vol.1 [Blu-ray]
クェイサー、笑わせし者。
それは、女性に宿る神秘の力「オッパ◎」を吸い、特定元素を操り戦う、変態の戦士。
彼らは、規制の歴史の裏で、常に暗躍してきた。
鉄の元素を操るクェイサー、ツンドラ・ハラショ・オッパイスキー(13)。ハラショ。
アトスの密命を受けた彼は、聖ミハイロフ学園に潜入。
「スケベイ・スーの傷心女」の秘密を狙う変態紳士たちとの戦いが始まった。
クェイサーたちの戦いの果てにあるものは、有害図書指定か? それとも……
以上、前回の復習より引用。
4話までのハラショ師匠の名言です。
震えよっ!恐れとともに跪け!(キリッ
ハラショー
探求だ
此処には、規格外の生と死があるっ!
もたもたするなっ怒!
震えねぇ〜
他にも数多の迷言が、視聴者の心と腹筋を震わせます。
相棒 season 2 DVD-BOX 2
土曜ワイド劇場の単発からスタートし、異例の息の長いシリーズに成長した「相棒」。中でも「シーズン2」は最もクオリティの高いシーズンと言われる。2クールに渡る長編なので、BOX 1 と BOX 2 に分かれてのリリース。本作は「後半」 BOX 2 だ。
思い出深い話ばかりなのだが、筆者が最も好きな第13話「神隠し」を取り上げてみる。
OPはいきなり、「キツネの稲荷」だ。大写しになったキツネの石像。一体何が始まったんだ?!と思わせる、秀逸なOPだ。どうやら一人の少女が行方不明になったようである。そして、身につけていたマフラーや手袋が、妙な所に点々と置かれている…。謎のメッセージに刺激された杉下右京と亀山薫(=特命係の2人)は、街に繰り出したのだった。
結論から言うと、この話は事件を構成しない。誘拐されたと思われた少女は、実は家出して隠れているのである。父の暴力・母の浮気。崩壊しそうな家庭に心を痛める少女。その心を汲んで、彼女の逃避行を手助けしたのは、前科を持つ神父と、公園に住むホームレス。一見、レールを踏み外したようにみえる2人の大人たちだった。
メッセージを解いて教会を訪れた「相棒」2人。「解けましたか?」と問う神父に笑顔で応える杉下。少女に「もう少し隠れていてもらえますか?」と言い残し、事件の本当の原因である彼女の両親の元に向かうのだった。
しかし物語はこれで終わらない。「1つ、聞いて頂けますか?」そう言って話し始めた神父の過去とは? 「地位や外見で人を判断してはならない」―キリスト教へのオマージュが少し伺えるこの話は、教会という神聖な空間を舞台に、「救い」をもたらす印象深いものとなった。