007/カジノ・ロワイヤル 【新版】 (創元推理文庫)
2006年12月の映画の公開に合わせて出ましたね。フレミングの原作が。新版でカバーが新しくなりした。旧版は本屋では見かけなくなりました。今時007なんて流行んないんですかね。もっともボンド・マニアっていうのは日本で思っている以上に世界にはいるものです。ボンド・ムービーが未だにフランチャイズとして残っているのがその証拠です。
本作はフレミングのボンド・シリーズの第一作です。後の作品に比べると地味な印象ですが、ボンド・シリーズのエッセンスは全てそろっています。
1.マニアック(偏執狂的)な悪役:ボンドに対する拷問なんかほとんど病気です。
2.荒唐無稽なオペレーション:ソ連のスパイが党の金を使い込んじゃって、カジノで取り返そうという話も笑えるし、それをイギリスの情報部員が正々堂々とカード・ゲームで負かそうとするという話も笑えます。
3.スペクタクル・シーン:ここではカーチェイスぐらいですね。カード・ゲームのシーンはビジュアル・イメージとしては地味ですが、緊張感があります。
4.ガジェット(秘密兵器):ボンドはほとんど使いませんが、ル・シフルの車には仕掛けがあります。ボンドはこれでやられちゃいます。
5.エキゾチックなロケーション:フランスのカジノですが、我々日本人からすると充分エキゾチックです。
6.ボンド・ガール:これは欠かせませんね。本作のべスパー・リンドは女王陛下の007のトレーシーとならんで存在感があります。ボンドの心を動かしたのは全作通じてこの二人だけですね。
今度の映画はイオン・プロ、ダンジャックがコロンビア・ピクチャーから映画化権を買い取っての正統派ボンド映画となります。アルバート・ブロッコリが生前果たせなかったことです。主演にダニエル・クレイグなんて地味な俳優を起用しているところに製作者の本気を感じます。
もっとも、60年代のコロンビアのパロディー映画も好きでしたけどね。
007大百科
ボンド映画21作に登場した悪役、美女、乗り物など、大ものから小ものまですべて解説してくれます。例えば、宿敵ブロフェルドの秘書イルマ・ブントについてStatus:Living, Whreabouts unknownなどと正確。ただし演じた俳優については、名前が記されているだけで紹介がないのがやや残念。それでも21作各作品の解説には初めて見る写真や裏話があって、古いボンド・ファンにはふむふむと唸らせる一書です。 値段がかさむ分★ひとつ削ります。
007 / 慰めの報酬 (2枚組特別編) 〔初回生産限定〕 [DVD]
みたいだな、と言うのが、観終わった後の偽らざる印象。
従来とはまるで違う新たなボンドを得て、前作「カジノロワイヤル」でハードなアクション映画として原点回帰したシリーズ最新作は、その流れを加速させたノンストップの105分間だ。
ボンドはより荒々しく暴力的で怜悧、組織の歯車として動く事を良しとせず独断専行、感情を露わにしながら、愛する者を奪った相手の復讐と敵対組織の壊滅に取り憑かれる。
ダニエル・クレイグはより精悍かつ敏捷さを増し、アクション演出も冴えわたる。
脚本は前作に引き続きポール・ハギスだが、キャラクター造形への拘りに真価を見せるが、全体的にプロットが乱雑、7割を占めるアクション・シークエンスに目が行く事もあって、話が分かり難いのが難点か。
とは言え、全般的にはやはり面白いし、今作で今後の007映画の魅力ある方向性がほぼ確立されたのは喜ばしいが、従来のお約束事項だったお色気とガジェットSFぶりは更に希薄化される。ベッド・シーンは一瞬でしか捉えられないし、Q亡き後、新兵器は専らMIー6内のシステム機能にその名残りを見るくらいなのが、オールド・ファンにはどう映るのかな。
悪の全貌は依然として曖昧なままだが、製作陣はかってのスペクターを踏襲するような新たな悪の組織を構築しようとしているらしい。マチュー・アマルリック、敵役としては小粒だが、その末路を考えれば、彼で適役だった。
007 カジノ・ロワイヤル [Blu-ray]
21世紀に製作された作品ながら、ボンドが新米だった頃のお話。
ハンパない演出。非情なストーリー。まさしくボンドは翻弄されています。
そもそもJ・ボンドはどんな局面でも余裕のある、女にモテモテなスパイだったと
記憶していますが、余裕なんてどこにもない。そして猪突猛進でギラついたキャラ
の印象を強く受けます。
それもそのはず、ボンドだって新米の頃があった。それをこんなにもエネルギッシュ
に描ききる作品が登場するとは「すばらしい!」のひと言。
「これから」成長していくボンドがいかに苦労を重ねながら経験を積んできたか
が分かる、そして娯楽的要素ぎっしりの作品です。
いつも間にか”鼓動”を強く感じている自分がいます。
もちろん、この作品の数時間後から話がスタートする「慰めの報酬」も合わせて
続けてお楽しみあれ!!!!
PLAYSTATION 3(60GB) 特典 Blu-ray Disc「007カジノロワイヤル」付き【メーカー生産終了】
では、なぜPS3を購入したのか??
それは、安価なブルーレイディスクプレーヤーだからです。
PS3を持っていらっしゃる方々の中で、僕のような人も割りといらっしゃるのではないでしょうか。
で、購入しての感想ですが、もう最高です。
今はバージョンアップで1.82になっていますが、ブルーレイとDVDの画質・音質共に自分の予想をはるかに凌駕しており非常に満足しております。
これからのバージョンアップでどこまで性能が上がっていくのか楽しみでしょうがありません。それも無償ですよ。
DVDの画質に関しては僕の持っていた某メーカーの12万円程のDVDプレーヤー(06年夏発売)よりアップコンバートの性能が上の様で、もうそちらのプレーヤーは追い越してしまったようです。
もちろんそのDVDプレーヤーは使わなくなってしまいました。
音もHDMI経由のリニアPCM音声が噂どおりすばらしく、分解能も迫力も申し分無しです。
ドルビーデジタル音声は、僕の環境では光で繋いだほうが映画っぽくて良かったですね。
この様に我が家では今の所DVDorブルーレイディスクプレーヤーとして毎日活躍しているPS3。
でも、こんなすごい音と絵でプレイするゲームってどんなんだろうと普段やらないゲームにまで興味がわいてきました。
今度は、最近発売になったぼくのなつやすみでも購入して見ようかな。
とにかく、PS3は久々に良い買い物でした。
ソニーさん、これからもどんどんバージョンアップしてすばらしい機器にしてくれる事を楽しみにしております。
まだ迷っている方、この製品間違いなくお値段以上ですよ。