B19 地球の歩き方 メキシコ 2009‾2010 (地球の歩き方)
メキシコシティで、アカプルコへ行くのに、乗り換えだったのですが、
時計を直すのを忘れていたので、飛行機に乗り遅れて、結局、ホテルに一晩宿泊しました。
アカプルコは、ホテルにプールがあり、毎日泳ぎました。
すこし寂れた感じがしたのは、昔のリゾートで、最近はフロリダの方が流行っているからでしょうか。
マヤ・アステカ遺跡へっぴり紀行 ――メキシコ・グアテマラ・ホンジュラス・ベリーズの旅
古代マヤ・アステカ文明に興味は無いのですが、「古代エジプトうんちく図鑑」の旅行のパートがユーモアにあふれて面白かったので購入しました。
今回は歴史編と旅行編が分冊になっているだけあって、旅行話を満喫できてよかったです。
南米の人々には何となく怖いようなイメージを勝手に抱いていたのですが、そんなイメージが見事に覆されました。なんと暖かく優しく親切な心持ちの人々なのでしょう!私も南米旅行して人の温かさに触れたい!
そしてそんな人々に感謝したりトホホとなったり共感したりしながら、右往左往する作者さんの視点がまた面白い。イラストもいろいろなタイプの人間がバラエティー豊かに書き分けられており、とても愉快です。
ただ、一つだけ残念なのは、歴史に興味の無い人間にとっては遺跡や博物館のページが多すぎるかな、もっと人間模様に紙数をさいて欲しかったなという点でしょうか。
でも「遺跡紀行」と銘打ってあるのですから、これを「残念」なんて言うのは筋違いかも。遺跡好きの方にとっては満足できる充実度かと思います。
旅行書好きとしては次は作者さんの人間観察に的を絞った本、ぜひ出していただきたいものです。
古代メソアメリカ文明――マヤ・テオティワカン・アステカ (講談社選書メチエ)
内容が豊富で、興味深いものが多く、賞賛に値するが、作者のマヤ文明に対する考え方が少し行き過ぎていると思う。マヤ文明が車輪を実用化しなかったり、大型家畜を生み出さなかったのは、「必要としなかった」からである、などそれに類する事を多く書いてあるので、注意が必要である。マヤ至上主義者になってしまったら、日本の考古学会のように周りが見えなくなり、客観的判断が出来なくなってしまう危険がある。でも、内容はなかなかいい。