渡部陽一の世界名作童話劇場 日本篇 (初回生産限定ボーナストラック入リ)
渡辺陽一さんの朗読ときいて「絶対いい!」と確信し、即行購入しました。夜、眠るときにイヤホンをつけ、灯りを消してから聴くと、彼の深々としたソフトな声にいざなわれて、たちまち物語の世界に引き込まれます。普段は大人として、子どもたちに本を読んであげる立場ですが、こうして「読んでもらう」ことが どんなに楽しく幸せなことか、改めて実感しました。使われている音楽も上質で、子どもやマーケットに媚びず 品のあるものに仕上がっています。ボーナストラックの「やりたいことやってみよう」は、まるで自分だけに語りかけてもらっているように感じて、暖かく嬉しく、いつの間にか涙が流れていました。子どもたちに聞かせてあげてももちろんすばらしい宝物になるでしょうし、大人の方も、ぜひ聞いて 渡辺さんに語りかけてもらってください。
ちなみに、いっしょに入っている小さな「絵本」は ない方がいいです。タイトルごとに1枚ずつ絵があれば充分だと思います。「音だけ」の世界が 断然いいです。
日本の美しい女子高生 (ヨシモトブックス)
島田 紳助 (写真), 渡部 陽一 (写真)
と書いてありますが、彼らが撮ったのは1/5くらいです。(16pほどで、宮古島の撮影のみ)
多分番組見てた人は知ってると思いますし、ちゃんと「ほか」の表記があるページをご覧になった方は気にならないとは思いますが、きちっと書いておいて欲しかった。
写真のほとんどを占める、石垣星児氏と小島マサヒロ両氏に失礼ではないだろうか。
写真集としては遜色なく、コンセプトも悪くないと思いますので、★3で。
ただ、他の方も書いているように、学年に一人はいるようなマドンナが出てくるようなものではありません。
パンセ (中公文庫)
絶対的に磐石なものなどなく、全ては不安の中で移ろっていく。
しかし、それは悪いことではない。
誰がどこで何をどのように考えているのか、それは思いも付かない。
だからこそ、そのことを念頭においておくべきなのだ。
それは思い遣りである。それは優しさである。
パスカルは周知の通り、数学者でもある。
全てが不安定だからと言って、そこで全てを投げ出してはいけない。
スコラ哲学のような神学的秩序を作るのも面白い。
それが絶対ではなく、相対的で不安定でも構わない。
それはそれで面白い。
面白いと思った感情は、それはそれで立派なものである。
私はパスカルを読んで、面白いと思う。
パスカル、シェイクスピア、セルバンテスは近代の本質を、
それぞれ表していると思う。
そして、彼等のことを思うと、私は日本の世阿弥を思い出す。
世阿弥もお勧めです。
イングリッシュ・モンスターの最強英語術
外国語を習得するには時間が掛かる。
そんなの当たり前のこと、と思う人はもうこの本を読む必要はありません。
「最強の英語上達法」(岡本 浩一)にも書かれてありますが、単語を覚える時間が
無いという人は、そもそも言語習得するのは無理なのです。
本書で最も大切なのは、英語の勉強として単語をしっかり調べ、覚える。
忘れたらまた覚え直すということ。(上述の本でも同じことが書かれてあります。)
日本人だって、知らない日本語、熟語を読んで辞書を引く人と引かない人で
どちらが語彙が豊富ですか?
そんな当たり前のことが、英語だとなぜ「日本語に訳さずに読むことで理解できる」と
言えるのでしょう?
同様の主張が本書にもあります。
巷にあふれる「これさえやれば〜」「すぐ覚えられる〜」というのが実は遠回りだという
「当たり前」のことを軽視する詐欺まがいの本に対する警鐘も、非常に真っ当な主張です。
この本を読んで、「今更時間が無い」といって英語を勉強せずにラクして英語ができる
ようになろうなんて人には意味の無い本です。
このように「地道に」辞書など引いて単語を暗記すれば、英文をラクに読めるようになります。
これは、間違いない事実です。確信を持って賛成できます。私もそうですから。
この本のやり方に批判される方は英語読めますか?
読めないけど、読めるようになりたいなら、是非本書を読んで努力してください。
決して無駄にはなりません。
星を1つ減らしたのは文法の説明が不十分だった点。文法も基本で曖昧にしないで
ちゃんとやらないと文章は読めません。そこだけは減点させてもらいました。