ドラマCD「心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている」
これはオリジナルのお話ではなく、心霊探偵八雲文庫本1の開かずの間と、トンネルの闇をドラマCD化したものです。初回特典は、ボーナストラック「自慢できる能力」です。
開かずの間のほうは、八雲と晴香の出会いを表現したもので、原作とはかなり違う部分がありました。トンネルの闇は、原作の一部分を省いてはいますが、内容は同じです。原作を読んだことがない人でもわかる内容になっています。
聴いた感想は、声は八雲と後藤刑事のものがイメージとあっていましたが、晴香はもう少しかわいらしく、一心はもう少し渋めの感じが個人的には良かったです。良かったところは、トンネルの闇の八雲と後藤刑事が晴香と達也の暴走する車を止める場面ではドキドキしました!BGMはいまいち。もう少しミステリアスな感じが出ていたほうがよかったと思います。効果音は場面が思い描けるようでバッチリでした。
買ったほうがいいよ!と自信を持って言い切ることはできませんが、ドラマCDでは本で読むのとは違った味わいがあるので、買ってみてはいかがでしょうか・・・。
心霊探偵八雲6 失意の果てに(下) (角川文庫)
今回の話の中心は『愛』だと思う。
自己愛、無条の愛、思いやり、断ち切る愛・・・・
その中で、八雲の色々な絆を見せてもらった話でした。
一心との絆・美雪との絆・赤い目との絆・・・・
よい意味での絆、悪い意味での絆・・・・・・その絆をどうするのか、と。
きっかけが、繋がりになり、絆になる。
美雪と八雲の絆が、肉親との絆より強く・深い絆で結ばれていて本当に良かった。
八雲がやっと一人で立ち上がり、歩けるようになった!
守りたい人が出来たら、やっと自分を許せたんじゃないかと思いました。
しかし・・・・うっかり電車で読んで目を潤ませてしまいました。