“20”-トゥー・ディケイズ・オブ・ハードフロア-
彼らの14年ぶり(!)のベストアルバムです。
以前のベストアルバムも2枚組でしたが、当時は精力的にアナログをリリースをしており、
そんなハイペースでのリリースの総まとめ的なヒット曲集みたいな内容でした。
(2枚組のうち1枚はまさにリミックスワークをまとめた音源集のような内容でしたし)
しかし今作はそんな彼らの活動20年のベストです。
「fish'n chip」や「confuss」みたいなハードコアでアゲアゲの曲はあんまり選曲されていません。
前ベストよりもより深く、渋い選曲になっているようです。
あ、おなじみの「アクぺリエンス」は収録しています!
通して聴くと、最近の曲は303の使い方もよりミニマルに、よりシカゴ・スタイルに推し進められ、
深みが増してよりかっこ良くなっていると思います。ファンキーです。
まあ、一聴するだけだと同じ303アシッドなんですけどね笑
そんな最近の曲も、過去のトランシーな曲も収録しておりアルバムとしてもいいバランスの選曲。
20周年の企画盤にしては、なかなかいい内容のアルバムになっていますよ!
ちなみによりアッパーでハードコアな彼らを求めるようなら、前ベスト盤を入手されるのをおすすめします。
※しかしMP3ダウンロード盤の値段が高すぎ。1曲200円てのはわかるんですが・・・断然CD盤がおすすめ
DRILL KING ANTHOLOGY
ドリルキングレーベル所属のアーティストのコンピレーションと銘打った当時の電気グルーヴの本体ではできない強烈な個性を放ちまくっているネタ優先の楽曲をまとめた企画盤。まりん歌唱による3、まりんによるクラフトワークのツールドフランスの完コピにチェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」強引に融合させた5、聞き手に対する嫌がらせにしか思えない6、ハードフロア節と演歌が融合する8など聴き所満載。普通の音楽ファンにはお勧めできないが、電気のファンは必聴の内容となっている。ブックレットも何一つ本当のことが書いてないのが笑えます。