テイルズ オブ グレイセス エフ パーフェクトガイド (ファミ通の攻略本)
設定資料集目当てで購入しましたが、かなり充実していて満足です。1月に発売された公式コンプリートガイドよりも濃厚な内容に思えました。
キャラクターデザインを手掛けたいのまたむつみさんのラフ画や全身図、公式コンプ〜では縮小されすぎて残念だったグルーヴィーチャットの表情集は見やすい大きさで掲載されていたので、キャラごとに細かい表情をじっくり観察することができます。
テイルズシリーズお馴染みの勝利セリフ集は掛け合い編が実際のゲーム画面の画像(小さめですが)と比較できるのも親切な作りに思えました。
テイルズシリーズ・パーフェクトガイドといえば人名・用語辞典が毎回楽しみなのですが、こちらももちろん健在です。
あの独特でちょっと劇画タッチなイラストは何方が描かれているのか気になりますが、サ行の「サンタさん」のイラストには笑ってしまいましたwwww(グルーヴィーチャットのあのネタが元になっています)
資料集関連は個人的に満足しましたが、攻略面はどうかというと、MAPが縮小されすぎていてかなり観辛く感じました。
ゲームのMAPをそのまま載せているのはいいんですが、これなら公式コンプリの簡易的なMAPの方が見やすいです。
データ関連は充実しているのに惜しい・・・。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 2 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
修復不可能な程の亀裂が出来てしまった彼らですが
そんな中でも異例の存在「ぽっぽ」
彼がいなければこの物語がまるで進まなかったでしょう
2〜3話はそんな彼の有り難さが痛いほど分かる回です。
変わらない存在は「めんま」だけではなく「ぽっぽ」その一人
めんまの話を簡単に信じたり
図々しくもみんなを再び1つにまとめてしまう強引さは
ある意味一番リアリティのないキャラクターかもしれません。
しかし彼のような存在が居ないばかりに、旧友と疎遠になる人も少なくないと思います。
じんたんの救いは、1話でめんまが現れた事ではなく
ぽっぽが「変わらない存在」でいてくれた事じゃないでしょうか。
お天気戦隊ハウウェザー
各キャラが素晴らしいのですが、
特にMでナルシストの雨を演じていらっしゃる
鳥海さんが神がかってます!!(笑)
Mって、こうなんだ…と納得してしまいます(笑)
ぜひとも、
私が吹き出した
雨のつぶやき
「世界中の○○と○○が僕のところにくるといいのにぃ♪」を
お聞きいただきたいです(笑)
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 6 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
絶賛は多くの人がしてくれると思うのでここでは批判を。
第一にこの作品の明白な問題点として挙げられるのは、めんまの立ち位置の不透明さ(つまり説明不足)でしょう。
そもそもめんまは何故成仏できずにじんたんのもとに現れたのか?
その理由は最終話で、「じんたんの母親との約束」という形で説明されていますが、どうもそれだけでは納得できません。
なぜめんまは、死後何年も経った今になってあの世から戻ってきたのか?
また、約束を果たすためじんたんのもとに戻ってきたのなら、それをめんま自身がなぜ自覚していなかったのか?
などといった疑問が残ります。
そもそも普通、成仏できない状態って、この世に対して何か強い心残りを抱いているはずだと思うんです。
しかしめんまからは、そういった執着心のようなものを感じ取ることはほとんどありませんでした。
なにか心に抱えている様子もなく、普通にいい娘でした。
しかしそれが、逆にめんまというキャラをよく分らなくしている原因だと思うのです。
それともうひとつ、個人的に物足りなく感じたところがあります。
それは、超平和バスターズのメンバーが「めんまの死」という共通するトラウマを抱えているため、彼らのつながりがどうも「めんま」という媒体を通してしか成り立っていないように見えるという点です。
彼らが皆で協力する時も「めんまのため」、逆に対立する時もめんま絡みの嫉妬・・・
彼らから心揺さぶる友情のようなものはあまり感じられなかったです。(キャラクター各々には魅力を感じるのですが)
そもそも友情の美しさって、立場の違う人間が、お互いの状況を思いやって心を通じ合わせるところにあるんじゃないのかって思うんです。
同じ立場にいる者たちの心の交流って、結局、閉じた世界での同情や共感に帰結してしまいがちになるんじゃないでしょうか。
これでは人間ドラマとして薄味になると思います。
このような点が、この作品に対してどうも私が物足りなく感じてしまった最大の原因ではないかと思うんです。