ポートロイヤル ~カリブ海戦記~ 日本語版
前作「大航海記」と異なり、こちらは戦闘がメインのゲーム。
総督やさまざまな人からのミッションを受け、見習い水夫からやがては総督を目指す、というゲーム。
戦闘メインではあるが、実際に参戦できるのは一艇のみ。
序盤は苦しい戦いになる。しかも、何度か海戦をクリアしないと、次のレベルへ到達できないため、単純作業になりがち。
値段も「大航海記」に比べればやや安いのは、そのあたりが加味されているため?
「大航海記」と同じ内容を求める方は、ちょっと考えた方がいいかも。
海戦好きならお勧めです。
グラフィックの美しさは相変わらずです。
いろんな街をめぐり、航海を楽しむだけでもいいのかも。
砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)
「現代の世界はひとつだとは、よくいわれることですが、その意味を正しく理解することはなかなかむずかしいことです。しかし、『世界商品』の生産から消費までをじっくりたどれば、それも十分に達成されるはずなのです」。
タイトル通り、砂糖を中心に世界の歴史をたどる。特に、ヨーロッパとそれ以外の地域との間の結びつきが、砂糖、プランテーションの発展、お茶など関係する様々な物資の交易との関係、文化や政治変化、産業革命と人々の食生活の変化といった様々なポイントとともに包括的に理解できるように書かれている。
適時、白黒写真や、グラフや、地図も入っていて、理解を助けてくれる。高校生向けに書かれていて読みやすい。教科書とはちょっと違う角度から世界史を眺めることができる。もちろん、大人用としてもそれなりに面白く読める。
砂糖は元々高級品だったとか、薬として使われていたとか、紅茶に砂糖を入れることになった経緯も紹介されている。ローマ教皇庁の枢機卿が「チョコレートは液体だから、それを飲んでも断食に違反したことにはならない」という回答を考えたという、ちょっと笑ってしまうエピソードも載っている。砂糖の原料としては長年さとうきびが利用されていだったが、南方に拠点を持たない国々がヨーロッパでも栽培可能なビートも原料にできるように研究開発したという話は興味深かった。もちろん、日本と砂糖のかかわりについても書かれている。
主に西洋史を扱っている以上、主要な人物名や用語については、付録でいいから英語索引もついていればよかったと思う。
カリブ スチールドラム (Caribbean Steeldrums 20 Famous Tropical Melodies- Calypso, Samba, Soca ...) [Import CD from UK]
最初聞いたときは、正直「毒にも薬にもならないBGM」との印象をだいたものです。
というのも、スティールドラムが好きな私はもっとスティールパンが前面に出ているものと勝手に想像していたから。
しかし、いくどか聴いて、おるとこれがなかなか気持ちよい。ただ、「イパネマの少女」みたいなお約束ソングではなく、もっと意外性をもった選曲をしてほしかった。
パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち [Blu-ray]
ブルーレイ陣営のディズニーのブルーレイ作品は特に質が高いという話を聞いていたので、
筆頭の人気作品の本作を買って、初見ですが観賞してみました。
パッケージのブルーレイのロゴが盛り上がっていてメッキになっていることからも、
ディズニーの力の入れ様が半端ないことが伺えてしまう、と凄いことになってます。
ビットレートが非常に高いですね。特典ディスクを別に用意することで、本編ディスクは
画質・音質の向上に集中しています。MPEG4 AVCなのでただでさえ圧縮効率が良いのに、
軽く30Mbpsを超えているシーンが多いです。瞬間的に50Mbps出ているところもありますね。
これまでワーナー作品をいくつか見てきて十分綺麗だと思っていたのですが、
ブルーレイの真の実力に驚きました。神画質。これ以上のものはないでしょう。
音声は非圧縮。映画音質をそのまま持ってきたリニアPCM。本当に素晴らしい。
さすがディズニーということですか。内容はお墨付きで面白いですね。
大西洋漂流76日間 (ハヤカワ文庫NF)
「ソロ号」という小さなヨットが沈んでしまい、救命イカダで大西洋を漂流した著者の、辛抱強くまた激しい命への固執に満ちた76日間が描かれています。正直、ものすごく面白く、ドキドキしながら、一気に読んでしまいました。ときどき挿絵があって、イカダの様子などを頭に思い浮かべながら読むことができます。どのような方にも、お勧めです!