欲望 [DVD]
涙は出ませんでした。何故なら考える事が多すぎて、涙している余裕がなかったからです。かなり過激なシーンはありますが、グロテスクではなく、美しくさえ思います。素晴らしい作品だと思います。二度目はきっと泣けるでしょう。
A BIRD
あったかい紅茶をのみながらとか
縁側でひなたぼっこしながらとか
そういう素敵な午後に聴きたい音楽です。
ハナレグミとか好きな人ならきっと好きなんじゃないかな。
一人なのにトリオ。
ぽかぽか。
ほのぼの。
儲かる会社のモノづくり マーケティング 売るしくみ
TOCはウオッチしてきたが、今までに見た事がない本、TOCの進化恐るべしである。
書かれている事は、至極当たり前。
だがマーケティングと生産・営業の関係の問題点を喝破し、どうすれば良いかを分かりやすく、しかも事例付きで提示されるとちょっとしたカルチャーショックを感じざるを得ない。
日本企業に改めてエールを送りたくなった一冊
経営者・マネジャーのみならず、経営企画、生産管理担当者必読の書
雷桜 ブルーレイ [Blu-ray]
本作はおとぎ話(ファンタジー)です。それを成立させるには、ありえない『嘘』の部分以外のディテールをしっかりして、こんな物語りもあるかもしれないと思わせなきゃダメでしょう。まず大前提として、殿である斉道が、家臣もつけずに一人で山奥に入ることからクリアーしなきゃね。
それに脚本、演出以前にキャラクター造形が酷い。特に、時任三郎演じる育ての親のキャラ造形が酷い。暗殺のプロは「密命」ためには、実の娘だろうが切り棄てますよ。しかも相手は将軍の息子。生半可な暗殺ではないのに。彼が組織を裏切ってまで子供を生かし育てる動機が弱すぎる。
こうしたディティールが甘いから二人の置かれた厳しい設定が生かされず、あり得ない関係の恋愛劇が成立していない。
また、テーマが恋愛なのか親子関係なのか主従関係なのか、欲張りすぎてまとまりがない印象も受けます。
お屋敷で飼育されていた鷹の目から見た、山間の風景はスピードとその広がりの映像にはハッとさせられるものがあったけれど、雷桜の映像は美しいのは間違いないけれど、いかにもCGですと思わせるもので、花びらが散るシーンなんかやりすぎで、興ざめします。
殿様の子供時代のトラウマなんて、かつてのTV時代劇では決して描かれなかったことだし、原作小説はもっと掘り下げた二人の性格描写もあったかもしれませんが、そのあたりには迫り切れなかった感じ。二人の絆の象徴となるものも、どのポイントにしたいかハッキリしない。
ただ、蒼井優は、『天狗』と呼ばれるようなワイルドな役柄で頑張っていましたね。大声を張り上げるのもさることながら、馬の乗りこなしも上手かったです。
まぁ、蒼井優の熱演や、岡田将生のイケメンぶりは充分楽しめるので、ファンなら許せるでしょう。(笑)
雷桜 スタンダード・エディション [DVD]
蒼井優が今までに演じてきた役柄には、主役から脇役に至るまで、不思議と忘れられないキャラクターが多くて、当然の結果として、私は蒼井優という女優のファンになったわけです(個人的に好きなキャラクターを無理やり3人挙げるならば …『フラガール』の紀美子、『百万円と苦虫女』の鈴子、『花とアリス』のアリス かな)。
この映画で彼女の演じた“雷(=遊)”も、彼女らしく、個性的でエキセントリックな役柄ですが、純粋で、自由な、まるで風のようなキャラクターは、まさしく彼女にぴったりの役柄で、最高に魅力的です。
彼女が演じてきた多くのキャラは、もちろん恋愛もしていましたが、決してそれが全てではなかった。他にも悩みや楽しみのある女の子の人生そのものを、可愛らしく等身大に演じきることが、彼女は多かったと思うのです。
だから、雷のように、恋愛に全てを殉じるような、そんな女性を演じるのは、彼女にとってすごく珍しいことで、そんな純愛映画の蒼井優を、私は見たかったのかも知れません。
映画の内容を簡単に言えば…
決して結ばれることの叶わない二人が、短い間にせよ深く愛し合い、別れていくという、純愛ストーリーです。題名にあるとおり、桜の花びらのように、はかなくも散ってしまう二人の恋なのですが、あたかも桜の樹が深く根を張るように、二人の愛は決して死ぬことはなく生き続けるのです。
とにかく切なくて、美しいお話なわけです。とりわけ、蒼井優と岡田将生の二人のシーンで、美しいシーンの多かったのが、印象に残りました。