かへりなむ,いざ
和太鼓のCDには古き枠を超越せんと志し、他ジャンルとの邂逅を果たす作品が多く見られるが、
正直いまひとつ面白くないと感じる作品が多い。
本作はそういったジャンルフリーな和太鼓CDの中において一際高い完成度を誇る快作。
アフリカのパーカッショニスト二人をゲストに迎えた4曲がとにかく凄い。
6曲目の「山下りの花道」は一噌幸弘の奔放な笛も目一杯に冴えるパーフェクトトラック。
坂田明のサックスやぶっといベース、音色を完璧にコントロールされた
トーキングドラムの鳴りっぷりも聴き所で、大音量で聴くとちょっと危ないです。
93年の作品ですが、このアルバムの楽しさ、魅力はドラムンベースや
ブレークビーツ等の、クラブミュージックにも通じるものがあるので
ぜひそういった音楽を好きな方にも聴いて欲しいです。
おたまじゃくしのチャム
小学2年生のとき、親父から将来は何になりたい? と聞かれて
素直にサイになりたいって答えたら バカかといわれた。
そのとき使っていた筆箱に描かれているサイの姿が、ワイルドでかっこよかったから
そう答えただけなのに。
中学卒業を前に校長先生から作文の宿題がだされた。テーマは自分のなりたいもの。
この場合は、学校の先生とかスポーツ選手とか俳優などと書いたらよかったんだろう
と、今にしてみれば思います。そのときボクがなりたいと書いたのは鳥でした。
校長先生は卒業証書を手渡すとき、ひとりひとりに作文にちなんだコメントをして
くれたのですが、ボクのときはちょっと困ったようでした。
こんなボクは、大人になった今でも魔法の存在を信じています。
なんて書くと誤解されそうですが、絵本をたくさんよんでいると、ときどき
魔法をかけられたかような瞬間にであうことがあるのです。すぐれた作品には
そんな力が宿っているのです。
本書にもそんな力が感じられます。自分が大きくなったときの姿を夢見る
おやまじゃくしのチャム。ページをめくると、そんなチャムの気持ちと
一体になれる瞬間があります。読者はきっと幼いころの自分に一瞬にして
タイムスリップすることでしょう。
先鋭的な表現や強烈な個性があるわけではありませんが、
とっても絵本らしい絵本です。カエルもの、あるいは成長をテーマにした
絵本特集があれば必ずとりあげられる作品になるでしょう。
今日は空港へいき、新たな仲間を出迎えました。彼はとってもカエルずき。
ボクよりも年はいってますが、夢にむかうパワーは健在です。
バトル7 [DVD]
製作が「マッハ!!!!!」のプラッチャーヤ・ピンゲーオ監督なんで
七人のマッハみたいなバリバリアクションかと思いきや
アクションはかなり控えめ
最初から最後までアホなギャクがこれでもかと詰め込まれた映画でした
しかもかなりアンチアメリカ
アンチ宗教?
僕的には
ポケットから絶対手を出さない殺し屋のジジイと
「ヤンキーゴーホーム」を唄ってアンチアメリカを旗印にどさまわりをしてるミュージシャン
この二人のキャラがめっちゃ面白かったです
残念ながら主役七人はこの二人に比べると薄めなのですが・・・
とりあえず香港映画とも共通するアジア特有のベタなギャグ
これが好きな人は必見です
アクションを期待してる人はちょっと外すかもしれませんのでお気をつけて
トゥイーの日記
一気に朝の2時までかかって読んでしまいました。実際の日記なので迫力と胸に迫るものがありました。読み終わった時の自分の顔は鬼気迫るものがあったかもしれません。高校時代ベトナム反戦運動をしていたものとしては、1960年代は忘れられない時代です。
ヴェトナム少数民族の神話
本を読んでわかった! 隣の民族でもおなじようなはなしがあるんだなあって。あんまりこんな作り方をしている本がないので興味深く拝見しました。それから最後のほうの民族文化の紹介は便利。近くに住んでいながら結構文化って違うんだなあって思いました。おもしろかった!