MAGAZINE BE×BOY (マガジンビーボーイ) 2011年 07月号 [雑誌]
業界全体の問題かもしれないけど、つまんない。
いや、よくよく読めばそれなりに面白い漫画もあるんだけど、
全体の印象として「つまんない作品が多い」の一言。
巻頭カラーはサガミワカ「いとしいとしいのお嫁さま」
連載の予感(悪寒・・・?)な感じの読み切りでした。
資産家の3兄弟が嫁にしたい女を連れてくる場に来たのが男。
しかも3人とも同じ男を?!みたいな。
うーむ・・・
舟斎文子「その距離を縮めるな」
不良先輩×子猫な後輩。
好きな作家さんなんだけど、入り込めない・・・
スロースターターさんですよね、ってことで。
腰乃「未知との遭遇」
表紙といい、力入れてるのはわかるんだけど・・・
マガビーの既存読者の支持が高いとはあまり思えないのはなぜだろう。
本番なしのいちゃいちゃリーマンショートですけれども。
この変態ぶりがツボにはまると楽しめるのか??
田中鈴木「アイツの大本命」
読み切りは、まさかまさかの記憶喪失ネタ。
たぶん、そう聞いて予想する通りの内容。
ファンは楽しめると思われる。
町屋はとこ「恋とは呼べない」
結構早めに小説を脱落して、こちらだけ惰性で読んでるんですけど。
よくわからん4角関係にしたいのか?
彼女が死ぬ前日に書いたとかいう手紙が登場、またベタな展開なんだろうなー
これ、王道シリアス恋愛モノとしていきたいのはわかるんだけど、
とにかく退屈。ごめんなさい。
少し飛ばして、一応最後だからコメントしなきゃの
不破慎理「ブラックダイヤモンド」。
びっくりしますよ。むちゃくちゃです。オチなし。
打ち切りレベル。ほんっとうに無駄な連載でしたね。
読み切りからリハビリしていただきたいです。
もしくは原作者つけてあげてください。
いくらなんでもこりゃないわー投稿レベルだわー
そしてまた飛ばして、トリを飾るのは
川唯東子「雫、花びら、林檎の香り」
あーもう、ほんと、心が休まりました。
つかこれが落ちてたらこの号買う必要ないってくらい、
この作品のためにだけ勝ったようなものです。
榛名の最強恋愛体質も堪能できるけど、
やっぱり秋が魅力的。
カミングアウトも辞さないくせに、狭量というこの面倒な男!
あーまた彼らに会いたいです。
全体として、本気でテコ入れしてほしい。
惰性で買ってる読者の憐れみで辛うじて体裁を保っている・・・
そんな情けない印象を持ちました。
次号は河井英槻の「王子と乞食」のために買う・・・かなあ・・・
落ちてないのを確認してからかも。
個人的にはそれ以外買ってまで読む価値微妙なラインナップ。
未知との遭遇 製作30周年アニバーサリー アルティメット・エディション(2枚組) [Blu-ray]
「未知との遭遇」、「スター・ウオーズ」、「E・T」はSF映画の3大傑作だと思う。これらの3作がおよそ30年前にそろって生み出されたことは、意義深いモノがある。
おおかたのレビューにあるように、さすがBDと思わせる奥行きのある画面から、高感度カメラでのざらついたシーンまで画質については、ばらつきを感じるのは、古い映画故に仕方がないところか。しかし、全体に発色がよくなり、明るい画面になっている。
昔、なんでフランスの映画監督F・トリュフォーが出演しているのか不思議だった。
私の場合、円高での安さに駆られて北米版をおよそ30ドルで購入したが、しかし、字幕は中国語や韓国語まであるのに、日本語はないのだった。(ボーナストラックは、日本語字幕対応)
余談だが、サウスダコタのラシュモア山の4人の大統領の彫刻を見て、イエローストーン国立公園へ向かう途中、例のデヴィルズ・タワーに立ち寄った。映画の中にあるように、平原に忽然とあの岩のタワーがそびえ立つ風景は、驚異である。
映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで (映画秘宝COLLECTION)
この著者のいつもの軽快な文体も面白いが、この本については
感想家ではない映画評論家としての面目躍如といった感じ。
ためになったし面白くて一気に読めた!
今まで、名作だってだけ知っていて見た結果よく分からなかった映画
(私の場合「2001年宇宙の旅」)の意味やイージーライダーやタクシードライバーなんかの、
その時代においての意味とか名作が名作たるゆえんが分かった気がした。
映画が同時代を生きたシーズンがあった!
という感動とかけがえのなさを感じた。著者のこんな本がもっと読みたくてしょうがない。