Discover URC
1曲目、キヨシローの「明日なき世界」にまずノックアウトされる。清志郎ファンなら「COVERS」が思い浮かぶが、ここに入っているのはアレンジされた新ヴァージョンでさらにイイ。夏木マリ、フラカン、ブロンソンズ、その他も最後まで絶対に飽きさせないパワフルなアルバムだ。ほとんどが70年代の曲なのだろうが、21世紀のこんな今こそ聴いて欲しい曲ばかり。アルバムの内容に対してジャケットが少し弱い感じがしてしまうのが残念。よりポップな感じのジャケットの方がよかったのではないだろうか。
日本ロック元年
「なんっだコレ!?」と初めて聴いた時の感想。
色んな意味で驚いた。
メガ氏の優しさと毒の入った歌詞。
「人生を棒に振るんだったら、どうせならフルスウィングでーー!!」
素直にかっこいいと思った。
このアルバムに入っている「ひとりぼっちの世界」はメガ氏の友人でもあるガガガSPがカバーしたりなんかしています。
すごい名曲だと思います。
火の鳥
初めてバンドサウンドを取り入れた今作は、彼の最高傑作に仕上がった。天才的なメロディー、歌詞はさらに磨きがかかり、なんといっても過去の2作に比べ、音質が良くなっている。一曲目の「君さえわかってりゃいい」から度肝をぬかれた。心地いいバンドサウンドが炸裂。4曲目の「火の鳥」では、銀杏BOYZの村井、安孫子、チン中村が演奏で参加し、盟友の新譜に花を添えている。新たな名曲「HEY HEY HEY」も誕生。神がかりともいえるメロディーラインが繰り返されるミドルテンポのロックナンバー。最後の曲「最後の夏休み」は、お得意の弾きがたりで締めくくっている。ファンなら絶対買いの一枚。一曲目の衝撃が終らないうちに7曲目まで一気に駆け抜ける。聞き終えた後、震えが止まらない。歌詞カード裏表紙に書かれている「もういい 全部俺がやる」というメッセージが印象的。日本の音楽は、彼がいるから面白い。