こんなに厳しい!世界の校則 (メディアファクトリー新書)
各国の校則を取り上げていたが、仏国の「特定の宗教が確認できる
ものを身につけてはいけない」という校則は、公立学校には必要だと
印象に残った。お国柄が分かる校則も多く、厳しい校則とのタイトル
は相応しくないと感じた。
思春期の女子高生には恥ずかし過ぎる校則 校則第7条:学校指定の白下着以外を身につけている生徒はその場で下着とスカートを没収するものとする [DVD]
リアリティを出すためかドキュメンタリーっぽく撮ってます
それが重苦しい雰囲気になってます
もっとおバカな感じで明るい作品にしても良かったのでは…
図説女子高制服百科
全国の主な女子高の制服を美麗なカラーイラストで多数紹介している。
複数の絵師が分担している点はさほど気にならない。だが、主役のはずの制服、そして女のコの描き方には、かなり疑問がある。
校則で禁止されているため現実にはあり得ないはずの着こなし(ハイサイソックスを履く、スカート丈を極端に短くする、など)をさせたり、あからさまなアオリやフカンの構図でミニスカートの中や胸元を覗こうとしたり・・・。
「そういうトコに惹かれて買ったんだろ!」とツッコまれればまったく返す言葉がないのは確かだけれど、さすがにちょっとヤリ過ぎじゃないかなぁ、と思う。
スカートの柄違いやリボンの色違いなど、細かなパーツのヴァリエイションを、別の1枚絵で紹介している学校としていない学校があるのも残念。部分絵でもいいから入れていたらもっとよかったと思うが。どのみちCGなのだろうから書き換えや修正はさほど苦にならないはずだし。
“モデル”のキャラも、明るく快活な印象のコや、お嬢様らしいしっとりした印象のコが多い中に、こっちを睨みつけガンを飛ばすような表情をしているコがいてちょっとガッカリ。仮にそういう手合いが現実にいるかもしれなくても、カタログ的役目を担う本書のような場所で、制服、ひいては母校のイメージを壊しかねないような表情やポーズはNGだろう。
各校の校風や校訓、制服の特徴、主なOGなど、文章ではけっこう真面目に紹介しているので、学校選びにまったく役立たないとは思わない。
でも、この種の本を本来必要とするはずの女子中学生やその母親層に受け入れられるかと言えば、相当に微妙だ。
この際思い切って、創作好きなひとがオリジナルの小説やマンガに登場させる制服のデザインやポージングの参考にする、といった使い方で割り切ってしまうのもアリかもしれない。