ラーゼフォン ― オリジナル・サウンドトラック 1
アニメ「ラーゼフォン」のサントラ盤。この作曲を担当されているのが、橋本一子さんなのですが、とてもクオリティの高い曲がずらりと並んでいます。アニメ使用という事で、少し大げさな曲もありますが、とっても聴きやすいです。アニメサントラといって引いてる必要は全くありません。高揚感に満ちている「magic handling」、アニメの世界観+橋本一子の世界が上手くマッチ「夢の卵」、坂本真綾が歌い上げる名曲「ヘミソフィア」、などなどどれもお薦めできる名曲揃い!!!是非チェックして!
フィルムは生きている/手塚治虫伝 マンガ篇 [DVD]
そんな方にはこのDVDがお薦め。ファンは勿論の事、新たなファンがこれから手塚作品を親しんで行く上でとても重要且つ貴重な映像集です。これを見た後は手塚作品を今までと違った見方が出来ると思います。って言うかね、マストですよ、激マスト!
フィンランドはどこですか?
NHK『みんなのうた』での数々の楽曲や、映画・ゲド戦記の主題歌「テルーの唄」の作曲者として知られる、
美しいメロディーラインと歌声、メルヘンチックな世界観が特長の谷山浩子・34枚目のオリジナルアルバム。
谷山浩子の活動35周年記念作品という事で、縁のある人を招いて制作されたそうで、
小室等がサイドボーカルで参加していたり、橋本一子がアレンジで参加していたり、
中島みゆきが詞を提供していたりするのだが、その中身は、どこをどう切り取っても「谷山浩子」な感じです。
このアルバムを一言で言い表すなら【ヘンテコ】でしょうか(笑)
だって、『フィンランドはどこですか』というアルバムタイトルからして「なんじゃそれは!」って感じですから。
この人の楽曲には、いわゆる【電波系ソング】と呼ばれる、毒を含んだシュールなものも多いですが、
このアルバムではソッチ系の曲が目立っていて、聴き進む程にその世界は怪しく深く美しくなっていきます。
「人魚は歩けない」「まもるくん」・・・曲タイトルだけで、もぅお腹一杯な感じですが、内容も強力!
特に「まもるくん」はゆったりした曲調で『みんなのうた』っぽいホンワカした曲なのに、詞が不気味で怖っ。
「終電座」は最終電車をモチーフにした曲だが、最後には谷山浩子にしかイメージし得ない・作れない、
とんでもない世界(日常)→(非日常)に展開していく曲で、もぅ目の前がクラクラ〜。
そして、そんな間に挟まれたラブソング「放課後」「きみのそばにいる」はより美しく儚く聴こえる。
中でもラストに置かれた中島みゆき作詞の、人が人を想う姿を雪虫に喩えた「雪虫-Whisper-」は心に染み入ります。
このアルバムは中毒になりまっせ〜。
谷山浩子をあまり聴いたことない方には、少々キツいアルバムかも知れませんが、あえて言います。
【必聴盤!】
谷山浩子ベスト 白と黒
デビュー30余年、谷山浩子さんのベストアルバムです。今まで何枚かベストアルバムを出している谷山さんですが、私はこのCDこそ入門に相応しいと思います。実際、私がこのCDからハマった初心者なのです。
今回のベストアルバムの素敵なところは、「白」「黒」という分け方。
『お早うございますの帽子屋さん』『ねこの森には帰れない』といった代表曲が白として、『てんぷら★さんらいず』『王国』などいわゆるダークファンタジーやブラックメルヘンという、「谷山浩子らしい」曲が黒として固められています。
曲の数もさることながらレンジ自体が広いので、今回の2枚組は必然的と言えるかもしれません。「谷山浩子とはこんな人」という、まさに名刺のような2枚です。このCDでハマってしまった後は、どうぞオリジナルアルバムの方に手を伸ばしてみてください。
アンモナイトのささやきを聞いた [VHS]
20年前にビデオを見た記憶でこのレビューを書いている。
メリーゴーランドと アンモナイトをシンクロさせた幻想的なポスターであったことを憶えている。確か 宮沢賢治と その妹の話を軸とした映画だったはずだ。とにかく 幻想的な映画で魅せられたことを思い出した。
こういう極私的な映画というのも 中々 見る機会がないことも確かだ。「アンモナイトのささやきを聞いた」という映画を今観ることは難しいのかもしれない。但し 20年たっても 頭のどこかに残っている。そういう映画の有り方も あるのかもしれない。