オオサンショウウオの夏 (きらきらジュニアライブシリーズ)
学校からはまっすぐ帰宅部。帰宅後はわずかな時間を惜しんでテレビゲームの世界に没頭。親に話し掛けられても上の空。心ここにあらず、のまんま、空想世界をさまよっているユウスケ君。これがこの物語の主人公。でも実は、こういうユウスケ君が、最近は日本中いたるところにいる。夏丸さんは、そのユウスケ君(たち)に、声をからして、呼びかけています。外に出ておいでよぉー。外には面白いものがいっぱいだぞぉー。
不思議な月夜の晩、ユウスケ君はトモという少年に出会い、イワナをつり、カジカをつくうちに、テレビゲームの世界とは違う、川遊びの楽しみに目覚めていくのです。水や風、生き物たちの声や感触、そして、友達との真のふれあい。やっぱり、子供たちにはこんな風に育っていってほしい。そして、こんな育ちかたをした子供たちは、きっとものすごくバランス感覚にあふれた大人になるんじゃないかなぁ。夏の川風を感じながら、なんだかすごく、明るい気持ちになります。
そして、もっと、もっと、子供たちを外に連れ出そう。なんか、私まで、張り切ってしまいます。夏丸さんは、そんなふうに、親の背中も、そっと押してくれます。
おもしろい話が読みたい!(白虎編) (Aoitori bunko)
もう、この本は最高と言うしかありません!
わたしがよく読ませていただいている令丈ヒロ子先生、そして大ッ好きなはやみねかおる先生!豪華な作家陣でした。
◇令丈先生の「鈴鬼くんのすてきなイトコ?」◇
わたしは普段も若おかみシリーズを読んでいます。おっこちゃんがかわいくて大好きです。でも5巻で出てきた気になる存在、鈴鬼くんが、またまた事件を起こしちゃいました。かわいい魔幸ちゃんにも注目です!!
◇はやみね先生の「出逢い+1」◇
もうクイーンファンのわたしにとっては最高でした。今までシリーズを読んでいて、ずっとクイーンとジョーカーの関係を知りたいと思っていたので、とても嬉しかったです。ジョーカーはこんな辛い過去をおくっていたんだと思うと、いつもはだらけてばかりのクイーンが天使に見えました(笑)
と、他にも面白い作品ばかりです。あさのあつこ先生の蘭シリーズは読んだことがなかったのですが、読んでみようという気持ちになりました。
「おもしろい話が読みたい!」って思っている方。
ぜひ手に取ってみてくださいね。