最新・健康 モーツァルト 音楽療法 ~ 血液循環系疾患の予防 ~
クラシックが身体に影響を与える事は前々からよく聞いていたのですが、ここまで注目されているとは気付きませんでした。モーツァルトの曲はとても好きなので、リラックスしながら楽しく聴き、健康維持ができる。これはとても嬉しいです。最近体の調子が悪いと感じているなら、少し聴いてみてリラックスしてみてはいかがでしょうか?
ライフ・レッスン (角川文庫)
以前、キューブラー・ロスはオカルティーな人だ、ぐらいの印象だったが、昨年ETVで放映された 最晩年の彼女の切に生きている姿を見たのをきっかけに1年ほど前に購入した。
最近改めて読み直してみた。
何はともあれ、彼女の活動があって現在のホスピス等は生まれてきた面も大きい。
彼女が人生の最後に書いた、生きるための本。
(中の目次が閲覧できるようなので、目次を見ていただけたら本文が想像しやすいと思います。)
彼女自身まだ学びの途中、という謙虚で真摯な姿勢に触れることができる。
自分に素直に生きたいと願う人には自分自身に出会うきっかけがあると思います。
寡黙なる巨人
私の外来の患者さんが、この本を読んで、自分の中に2人の
自分が居るという変な感覚が、自分だけではないと分かり感銘を
受けたと話してくれた。そこで早速読んでみた。
「寡黙なる巨人」の正体は、正直十分に理解できたとはいえない。
あとがきに書かれた、本文より少しくだけた著者自身の思いを感じるままに
書いた部分に巨人のことが触れられているが、本文にはあまり巨人のことは
書かれていない。
この巨人とは、著者の中に脳卒中後リハビリを通して生まれてきた新しい自分
のこととあるが、その自分とどのように向き合っているのか、そのことを
もっと書いて欲しいと思った。
こうした体験が、健常者にもある自己の客観化(いわゆるセルフトーク)の
ようなものとは違い、著者のような経験をした人にしか感じられないものなのか、
また脳卒中になった人の中でも感じられる人とそうでない人がいるのか、興味が
あるところだ。
それにしても著者が受けたリハビリへの辛らつな意見は、公にするのならば
もう少し、こう改善して欲しいとか批評的に述べてもらいたいものだと感じた。
奇跡の脳
NHKハイビジョンでも特集を組まれた、話題の書。
ある脳科学者(著者)が、ある日突然、脳卒中になり、
それをきっかけに、気がついたことを書いた本。
内容を簡単に分類すると、だいたい、
・脳卒中になる前に、どんな考え方で、どんなことをやっていたか
・脳卒中当日(左脳が壊れると、こんな状態になってしまう!)
・回復に至るまで(周りの人はどんなことに気を付けるべきか)
・脳卒中になって気がついたこと(右脳マインドのススメ)
という感じ。
まず、身近に脳卒中の人がいる場合には、その人が、
どのような気持ちなのか(何ができて、何ができないのか)
などを知る上で、必読だと思う。
(巻末にある、回復のためのオススメも、すごく参考になると思う)
個人的には、後半の脳卒中になって気がついたことが
非常におもしろかった。
左脳と右脳って、いろいろ語られてはいるけれど、
実際に、左脳が働かなくなってしまった人の話は、
(もちろん、本人はものすごく大変だったと思いますが)
とてもリアルで、刺激的でした。