天保異聞 妖奇士 あやかしあやし 三 [DVD]
このアニメに「時代劇的」な世界観を想定していた人は、あまりにかけ離れた時代描写に「これ何?」と感じたはずです。
でも、超能力の存在や、妖怪の見た目の印象以上に、この作品は「リアルな江戸」なのです。
「エタ」「ヒニン」は誰でも知っているでしょう。
でも、それとは別の差別、階級が存在し、詳細に語ることすら否定された「江戸時代タブー」というものは、あまり詳しくないはずです。
なぜならそれは、現代に至るまで残った日本の差別の全てといってもいい「穢れ信仰」の根源だったからです。
「穢れ」の反対は、つまるところ「清浄なる」天皇であり、
彼ら、幕府に見捨てられた民は、将軍ではなく、天皇を奉じていくことになります。
ゆえに語ることが出来なかったのです。
そういった存在が「山の民」「浮民」等です(正しくは「流民」ですが。流民は差別語なので使用されず、浮民とされたのでしょう。主人公が「浮民というものがいた、…ということにしておく」と読者目線で語りかけるのは、おそらく作者からの皮肉でしょう。)
また、肉食禁忌、異装禁忌なども「穢れ思想」です。
鎖国状況下でも暗黙に了解されてきた洋学(蘭学)が、末期に急激な浸透と弾圧が起きたのもこの時代です。
知られているようで知られていない実態を見事に物語の上に載せています。
以上のことは、かつての「将軍様史観」的な時代劇とは、まったく違う「江戸時代」ですよね。
だからこそ、それは、すごいことなのです。
會川昇は、ネオランガのころから、ずっと「カミ」を主体とした民俗学アニメを書きたがっているようでした。
これは、彼の代表作となると思います。
天保異聞妖奇士 1 (ヤングガンガンコミックス)
アニメとは違い、漫画の方ではもっと人間の陰の部分を深く写しているように感じました。トーンをおさえた作画で、おどろおどろしさも良く出ていましたし、それでも綺麗な絵で読みやすいです。たまに出てくるギャグで、ちょっと息抜きもできました(笑)
個人的に好きなアトルの話を速く読みたいです☆
Winding Road
今回は秋を感じさせるバラード。作詞作曲は昭仁。なかなか感動的でファンじゃない人にもオススメ。3曲目のウェンディの薄い文字はなんと晴一がボーカルをとっています。また初回仕様には2種類のブックレットがついてきます。これにも注目!
桜咲く街物語
捨て曲がなくて、とてもまとまりの良いファーストアルバムだと思います。
近所なので地元海老名でのミニライブは二回程観ました。
アルバムが出る直前のミニライブにも行ったのですが、凄く人が込み合っていて、後のほうで必死に背伸びしてチラッとしか見えないほどの聴衆が集まっていた。
インディーズからたたき上げでここまで全国的に有名&人気グループになるとは、思わなんだ。
自分の目の前で歌っていた人たちが、気づいたら、全国放送の音楽番組(Mステーションなど)に出ている。なんだかあれよあれよという間に、一流アーティストの仲間入りしてしまいました。ノンフィクションのサクセスストーリーをいきものがかりには見せてもらいました。
その才能、実力ともに疑い無きものとこのアルバムが証明しているでしょう。
これからもいい歌を聞かせてくれることと期待しています♪