ロックンロール県庁所在地~おぼえちゃいなシリーズ~
矢口真里に代わって高橋愛が正式に加入した新生ミニモニ。の第1弾シングルは、森高千里による同名の自作曲のカバー。R&Rに乗せて全47都道府県の県庁所在地を北から南へと順番に歌い、各地の名産の食べ物をコーラスとして盛り込むというもので、原曲にほぼ忠実な内容になっている(もちろん浦和は「さいたま」に変わっている)。いかにもありそうな典型的50'sのメロディが効果的に使われているという点では、「ミニモニ。ひなまつり!」「ミニ。ストロベリ~パイ」にも通じるところがある。実際に県庁所在地を覚えるかどうかは別にしても、森高のアイデアの秀逸さに加え、原曲がミニモニ。のイメージに合っていることもあって、ミニモニ。らしさの出た楽しい曲になっており、まずまずの滑り出しとなった。両方で、やはり少なくとも両A面としてオリジナル曲をメインにして欲しかったとも感じる。ミニモニ。には自由奔放で既成概念に囚われない初期のようなオリジナル曲を期待したい。
シングルV「ロックンロール県庁所在地~おぼえちゃいなシリーズ~」 [DVD]
森高千里ヴァージョンとの一番の違い…それは…
埼玉県の県庁所在地が変わってる!!
いや、これは冗談ではなく、時の流れを感じました。
はじめての日本地図絵本 ~歌って覚える47都道府県/ ロックンロール県庁所在地(CD付)
絵で特産や特徴などを記載してあるので、文章よりも頭に残りやすいような気がします。
きっと、右脳が図として残してくれると信じて。。。
ミニモニ。ソングズ2
シングル曲7曲、シャッフルユニットの曲2曲、ジャンケンぴょんのリミックス2バージョン、と既発曲が多く、収録曲を見ただけでは、散漫とした印象しか受けなかったものの、実際通して聞くと、そんな最初の印象とは全く違い、作品としてのアルバムへのこだわりが感じられる一枚だと感じた。黒ミニモニ。~白ミニモニ。はあくまでボーナストラックという位置付けで、本編はopening~ぎゅっと抱きしめて。この本編に収録されている新曲四曲がどれもすばらしく、また以前のミニモニ。の醍醐味だった遊び心/破壊力抜群の「ミラクルルン グランプリン」、新機軸一発目としてのカッコいいミドルteen-R&Bである「CRAZY ABOUT YOU」、その延長線上にある「壊れない愛がほしいの」などが自然な流れで同居しているがよい。しかし一つ残念なのは、「BE ALL RIGHT!」。原曲はキャラクター重視の曲で、ミニモニのメンバーでは物足りない、またアルバムの流れにはあっていないと感じる。ここに、シングルCRAZY ABOUT YOUのカップリングだった「恋愛一周年」をもってきてもよかったのでは?と個人的に思うところ。
シングルを収録しなければならない、新曲が少ないなど色々な条件の中、試行錯誤して、作品としてのアルバムにこだわった制作者の姿勢が素晴らしく、またミニモニ。ソングス2はそれに相応した素晴らしい『アルバム』になっている。