長渕剛 LIVE (24bit リマスタリングシリーズ)
これほどまでに熱く感じるLIVEがほかにあるのだろうか??
どの曲もえりすぐりの素晴らしさ。
このようなアルバムを残せた長渕氏はクリエイターとして最高の幸福の極にあると思う。
すべての音楽家が嫉妬するであろう。
まさに天才長渕剛の決定版!
長渕氏の最高傑作!にして日本歌謡界の遺産。
いや世界音楽界の遺産である。
このアルバムを聴かずしてフォークを語るなかれ!音楽を語るなかれ!人生を語るなかれ!
人の心が変わらないならば
100年後も聞き手が途絶えることがないに違いない。
あまりに熱い傑作中の傑作である。
このアルバムを聴かずしてはだれも死ねない。
薄桜鬼巡恋華 1 (シルフコミックス)
ゲームをやった事のない方が買ったなら
後悔どころか怒りすら覚えるような作りです。
私はゲームをしていたので何となく読めますが
ゲームをしていない人は
先にゲームをしてなければ
これは物語なのかと問わねばなりません。
そんな内容です。
アニメも始まりますし、宣伝用なのかな?って気もします。
ファンの方にはなかなか良い漫画ではないでしょうか?
カズキヨネ様とはちがった綺麗な絵でゲームの内容が楽しめます。総司を描いてる、篠原花那さんが凄く好きなので嬉しかったです!
好みで言えば 左之さんを描いた方はキラキラ過ぎて逆に読めなかったんですがね…
総合的に、ファン向けで
京都らしく?一見さんお断りな内容だったので
★は3つです(・∀・)
長渕剛アコースティックギターテクニック (ギター弾き語り)
今や邦楽フォークの重鎮になった長渕剛の楽譜集です。長渕のリリースした楽曲はキャリアが長い事もあって、膨大になり全曲収録という訳には行きませんが、私が知る限りかなりの曲が収録されている長渕系楽譜だと思います。実に100曲近く収録されております。且つ、過去にリリースされた各アルバムから数曲ずつ満遍なくピックアップされているので、哀愁的フィンガー時代〜激情的ストローク時代まで代表曲は一通り演奏できます。特に、初期〜中期の長渕の曲は、スリーフィンガー奏法アルペッジョ奏法を主体としたフィンガーピッキングが多かったので、どうしても完璧に当時の曲を再現したいのなら、コード表やダイヤグラムだけの楽譜では心もとない。ですが、本楽譜はこれだけ大量に曲が収録されているにも関わらず、TAB譜が付けられ細かいフィンガリングの位置も示されているので、フィンガーピッカー好きにはとても嬉しいです。私は「夏祭り」や「涙のセレナーデ」等の名曲を弾きたくて購入したのですが、ばっちり細かい前奏間奏のニュアンスが再現されています。
ストロークでも、「ローディー」のように細かい技巧を要する部分でも記譜されています。カポの指定も冒頭で記されていますし、何と言っても大曲にしてインディアの宗教思想に傾倒した時期の剛の金字塔、ダウンタウンの松ちゃんも当時驚嘆したという「captain of the ship」が収録されているのもポイントでしょう。
ハーモニカについての指示が薄いのがマイナスですが、そこは別冊の「ハーモニカテクニック」本でカバーできるでしょう。本書で一通り長渕の曲は演奏できます。
巡恋歌
長渕剛の代表曲の一つ「巡恋歌」、しかしこの盤は92年に発売されたニューバージョン。デビュー直後の剛は、鳴かず飛ばずで一度上京したのものの、しばらくして鹿児島へ帰郷、しかし夢捨てられず、最後の挑戦としてリリースされたのが70年代の巡恋歌。この曲がヒットし、今の剛がいるわけで、彼の中でもこの曲に対する想い入れは強いと以前聞いた事がある。
初代巡恋歌は、抒情的なメロディーに乗せた、当時のニューミュージックフォークの香りがする。全体的に優しいトーンだ。歌詞にしても、女性側からの視点で描かれている。当時の彼の曲は、このようなフェミニズムな歌詞が多かった。しかし92年の盤は、歌詞はそのままに、見事に異なった性格を見せている。激しく掻き鳴らすコードストローク、まるで初期のフィンガーピッキングと「決別」したかのような激しさだ。その後ライブでは主に剛は92年バージョンを採用する事となる。自己の歌声に対してのコンプレックスから、酒を呷り、見事なまでのハスキーボイスを獲得した。その声によって、歌われる女性歌は、また新たな一面を見せ始めた。女性的歌詞と超男性的歌声に変貌した絶妙なコントラストにより、中和され、不可思議に中性的楽曲を生み出す。これに関しては、この頃以来ライブで歌われている、「素顔」や「順子」等にも通ずるが、初期のそれらの楽曲は、見事に変貌を遂げ、当時悪く言えば、女々しさがあった楽曲が、五臓六腑に染み渡るような重みが現れた。
殊に巡恋歌に関しては、ラストの激しくかきむしるコードストローク奏法は圧巻と言わずにはいられないだろう。全身に響き渡るような激烈なストロークは剛の専売特許のようなもの。この曲に限った事では無いが、ラストのコードストロークの時、彼は「ソリャッ!」と叫んでから移行する。これは勿論彼自身に気合を入れるための叫びの面もあるだろうが、自分らに対して「よっしゃお前らいくぞ!」という気合の叫びでもある。この瞬間がたまらなく興奮する。剛自身の恋愛あるいは、人生観によって見事に変貌を遂げたプロトタイプ。一聴の価値あり。
リリース:1992年