サイモン&ガーファンクルのすべて
S&Gをとりあえず聴きたい方にはおススメできるベスト盤です。
彼らの代表曲がほぼ時代順に並んでいますし、収録曲は納得の名曲ばかりです。便利な一枚です。
また、解散後に二人で録音してそれぞれのソロアルバムに収録した「マイリトルタウン」も入っていて、気が利いています。
「あの曲が入ってない」「この曲も聴きたい」という方は、オリジナルアルバムでどうぞ。
エルヴィス・オン・ステージ 没後30周年メモリアル・エディション (2枚組) [DVD]
「スペシャルエディション」の前の劇場で上映されたDVDを探していのだが、廃盤とやら…。ようやくこのDVD発売を見つけた喜び。「アイブ・ロスト・ユー」や軽やかな振り付けで歌う「スウィートキャロライン」、「明日に架ける橋」マイクが故障したハプニング等、30年程前大阪梅田のシネラマで追悼上映された姿がそのままよみがえった。画像は少しよくないが未公開映像もとても新鮮に感じられる。あとは見れなった「エルビスオンツアー」のDVDが発売されるのを期待するばかり。
ナイト・オブ・ゴスペル・グローリィ [DVD]
個人的には星5つ。だが、S&Gしか知らない多くの人には是非とおすすめはしかねるので、星4つとする。
若い頃からゴスペルに惹かれていたサイモンは、進行役も務め、各ミュージシャンや曲の紹介と絡めて、ゴスペルの歴史を紹介し、ゴスペルがロックンロールなどのポピュラー・ミュージックに現在まで影響を与え続けていることを語る。登場するミュージシャンたちも、様々に形を変えながら民衆に根付いているゴスペルの姿を見事な歌で示す。ジェニファー・ホリデイはマヘリア・ジャクソンに敬意を表して熱唱し、カントリー系のオークリッジ・ボーイズはカントリー・ゴスペルを歌い(かつてサイモンと録音したサイモンの「スリップ・スライディン・アウェイ」を一緒に歌いもする)、ゴスペルの代表曲「オー、ハッピー・デイ」を作者のエドウィン・ホーキンスが妹リネットとともに歌う。ルーサー・ヴァンドロスがサム・クックの曲を歌えば、サイモンが「最高」と絶賛するアンドレ・クラウチは双子のサンドラと友人のタタ・ヴェガとともに登場、元々サイモンがゴスペルを意識して作った「明日に架ける橋」はサイモン自身にゴスペル・クワイアやホリデイとヴァンドロスを加えてまったく違った魅力を感じさせる。マイティ・クラウズ・オヴ・ジョイは、かつて黒人奴隷たちが禁止されていた秘密の祈祷会を行う合図として歌っていたというゴスペルのルーツというべきスタイルでア・カペラ・コーラスを聴かせるかと思えば、一転してパワフルな現代のゴスペルを歌う。そして、全員参加でサイモンのいかにもゴスペルらしい「哀しみにさようなら」を歌ってフィナーレを迎え、エンド・ロールに重ねて「アメイジング・グレイス」が歌われる(ただ、エピローグ的とはいえ、これが途中でブツッと切られるのは残念)。
ゴスペル初心者には格好の入門編ともなるだろうし、とりわけクリスマス・シーズンに聴くと一層感銘深いDVDだ。
セントラルパーク・コンサート [DVD]
待っていました、ずいぶん長いこと、音楽的にもサイモンとガーファンクルの歴史においても画像においてももっと早くリリースしてほしかったですね。最初二人がポールはギター片手にジーンズ姿で現れたときは凄い感動でした。二人で残っている映像はリージョン2ではこれ一枚しかなくファン以外の方々もぜひ購入して聴いて観てください。ここには1960年代のアメリカが凝縮されています。すばらしい一枚です。これは音楽史上記念すべき未来まで語られる一枚に違いありません。