ドラゴンクエスト-ダイの大冒険- 全22巻 完結コミックセット(文庫版)(集英社文庫)
ゲームのドラクエが大好きなんで同じタイトルの漫画に惹かれて購入しました。初めの1巻あたりは小学生向きかな‥と思いながら読み続けましたが‥6巻辺りから物語が面白くなります。勇者ダイだけでなく個性豊かな仲間達の活躍や敵キャラの心情など、ゲームには無い部品も上手く描かれています。画風は小学生向きですが物語はとてもよく出来ていますので大人でも十分に楽しめる作品ですo(^-^)o堀井雄二さんも監修してます。 ジャンプと言えばドラゴンボールやスラムダンクと思ってましたが、このダイの大冒険も引けを取らない隠れた名作です。
DRAGON QUEST―ダイの大冒険― 6 (集英社文庫―コミック版)
P110のダイの言葉です。
竜に襲われた街を、人を助けるために「謎の紋章」の力を発揮した
ダイに、ダイの力によって命を街を守られたはずの人々は「こわい」
と化け物でもみるかのような視線をなげました。
4巻で登場したマトリフも過去の経験から「戦っているときにはおだてて、
平和になったとたん掌をかえした」と人間を語っていました。
アバンの敵を討つ、魔王軍を倒す、それに迷いは無くとも、人間ではないかもしれない
自分を人間は、仲間は、平和になれば嫌いになるのだろうか?
初めてダイの中に迷いが生まれる巻です。
随分先になりますが、最終決戦の時に、この迷いに対してのダイの答えが切ないです。
この巻の見所は、初登場時から他の軍団長にはない風格を漂わせていた、
超竜軍団長のバランがダイの前に現れることです。
そして謎の紋章、竜の騎士、バランとダイの関係・・・とダイに関する謎が
次々と解明されます。
物語前半で一番激しく、厳しいバランとダイの戦いは、後の二人の関係に
大きく影響を与えます。
ダイの大冒険の数々の戦いの中で、この戦いとやはりバランが直接関わってくる戦いが、
自身の中ではとりわけ印象深いでした。