ハッブル宇宙望遠鏡~人類唯一の宇宙望遠鏡が見た宇宙~ [DVD]
ハッブル宇宙望遠鏡(HSE)は古今東西で最高精度の解像度を実現する人類が誇るべき望遠鏡です。このDVDはその最高精度で宇宙を見渡した画像を集めたものです。とても綺麗な映像が集められており壮大な宇宙のロマンを感じずにはいられません。ただし、DVD中にはHSEの大修理の様子なども収められているのが少し残念です。確かにこの修理は学術的にはとても重要な意味を持つものだというのはわかります。けれどもDVDを買う人にとっては一枚でも多くのHSEの美しい画像が見たいのです。贅沢な希望かもしれませんが修理の様子は学術的映像として取り扱って欲しかったと思いました。
それでも星4つの価値は十分にある内容です。
宇宙飛行士の育て方
宇宙という場所は人類にとって最後のフロンティアであると同時に
あらゆる意味で究極の場所だと思わせてくれた本。
言い換えれば、本書は
「宇宙という究極の場所で仕事をするために必要な条件は?」
が非常に詳しく生々しく書かれている。
表紙は子供向けの優しい雰囲気なのだが、
書かれている内容は・・・とにかく、何から何までが特別なのだ。
あえて他の仕事で例えるならばF1ドライバーかもしれないが、
宇宙飛行士とF1ドライバーでは背負うものの質と量が違いすぎる。
宇宙飛行士という存在は、恐ろしく過酷で孤独でありながら、
同時に極限の状況下で命を預けあうというチームワークが必要だ。
実際、宇宙飛行士になるためのテストでは
「誰とは一緒に組みたくないか」「家族の不幸を知らせてほしいか」
というような、自分の存在そのものに踏み込むような質問もされる。
これら全てを受け入れ、チームのための答えが出せる人間が、
人類の未来を背負うエリート中のエリートである宇宙飛行士なのだ。
そして何よりも、宇宙飛行士や宇宙船に日本人と日本国が
参加できていることに誇りをもちたい。
私たちは日本という国が持っている能力をもっと自覚するべきだし、
持っている力や提供した資源をもっと活用しないといけないのだと思った。
良い意味で表紙に惑わされず、企業のしかるべき立場の人達に読んで欲しい。
宇宙を旅した日本人~毛利衛・向井千秋・若田光一・土井隆雄・・・~ [DVD]
この映像を見ると、あらためて「宇宙飛行士になりたい」と夢見た子供の頃の気持ちを思い出します。
内容は、日本人の宇宙飛行士達が宇宙に飛び出すまでのお話が、1人ずつダイジェストでまとめられています。詳しい人なら知っている情報かもしれませんが、宇宙飛行士が宇宙に行くまで、行ってから何を体験するのか映像を通して知ることができます。
私は、この映像を見ながら一生懸命宇宙に行った気持ちになって楽しむだけですが、現在、宇宙飛行士を夢見る子供達にとっては、身近な日本人の宇宙飛行士達がどんな気持ちで、どうやって宇宙に飛び出して、何をしていたのか知る事で、宇宙飛行士という職業をよりリアルに感じることが出来ると思うので、是非見せてあげたい映像です。
特典映像は、音楽だけで解説がないため少し退屈してしまいますが、宇宙船から撮影した地球の姿を充分に堪能できます。
内容が少し古くなってしまっているので★4ですが、野口さんのストーリーを追加してブルーレイで出してもらえれば、★5以上です。
眠れなくなる宇宙のはなし
面白かったです。専門知識がなくても楽しめます。
一晩に1章ずつ読む作りになっていますが、寝る前に読むのなら、2〜3日で1章くらいがちょうどよいかも。全体的には古代からの宇宙研究の紹介がページの多くをとりすぎていて、ちょっとかったるい感じがしました。でも、後半では最新の研究例の話になって面白くなります。何が面白いかは人それぞれですが。
爆笑問題との対談のことやバンプオブチキンの歌詞について書かれている部分が合って、何年後かに読み返したら陳腐な感じがするだろうなと思ったのですが(コレクターとしてはそういうのは嫌い)、おそらくそう感じる頃には新しい研究がどんどん発表されており、本そのものを書きなおす必要があるでしょう。
この本を読んだことで、量子論に関してより詳しく書かれた本を読むきっかけになりました。
ワンダフル・プラネット!
パソコンのディスプレイでしか画像を見なくなったこの頃、野口氏の偉業をたたえ、ペーパーベースとして1冊記念になにげなく購入しました。
ページをめくるたびに目に入る美しい地球の姿、撮影者の野口氏の腕前はプロ級、スライドショウでみる画像では得られない、感動はあります。
思ったほど大きくなく、重たくもないので、気軽に鞄に入れられます。公園など日の光の下で広げて見るとさらに美しく見えます。
ポータブルの液晶やスマートフォンの画面では、どうしても野外では見にくい時がありますよね。
私個人的には、新聞や単行本など、ペーパーベースの役割は終わったと思っていますが、紙由来の写真集というデバイスもたまには役に立ちますよ。