僕はサラ金の星です!―安部慎一最震作品集
根本敬さんが装丁を務め大絶賛している本です。その「僕はサラ金の星
です!」は不気味な作品に仕上がっており、登場人物の行動がほぼ理解
できません。所々会話がかみ合ってなかったり絵も他の安部作品と違っ
て女性の体型が変だったりでこんなにぶっ飛んだ漫画が読める事に幸せ
を感じました。
作者自身、これを描いた当時は宗教に染まっていて頭がおかしかったと
言います。
それ以外の作品の中にもそれに通じたものはありますが、切ない「除夜」
や「結婚物語」のようなホンワカとした心が温まる作品も多数あり、とて
も大好きな一冊です。
水のようだ
『ガロ』三羽烏の一人、安倍慎一の名作「美代子阿佐ヶ谷気分」の主題歌として、安倍の息子の・・・
って、上に書いて有りました(泣)。
彼らが解散に至った経緯は知らないが、もしかしたら「水のようだ」を産み出した瞬間からその勢いが加速し始めたのではなかろうか?と思わせるくらい突出した芸術性を漂わせている。
今回の解散発表は返す返すも残念だが、
「Sparta Locals」という枠では表現し辛い領域へと昇華していく段階、だと、信じたい。
そして「サーカス小屋の少女」はスパルタらしさ満点。
猥雑で絶品の一曲。