Luck Stealer 7 (ジャンプコミックス)
確実に様々な勢力がラックスティーラーを追い詰めていきます。
その過程をジックリと描いているさまは、なかなか緊迫感があって良いです。
次の巻で、いったいどんな展開が待っているのか、四面楚歌の主人公に未来はあるのか、気になります
Luck Stealer 8 (ジャンプコミックス)
逃走劇から始まり、緊迫の展開が続きます。
相変わらずの展開に好き嫌いは分かれますが、自分は好きです。
次の単行本は、2011年夏までお預けですが、どうなるのか気になる終わり方をしているだけに
次の感が気になりますね。
かずはじめが好きなら、楽しめる作品だと思います
MIND ASSASSIN 1 (集英社文庫―コミック版)
明るくバカっぽいのりを身上とするジャンプ連載作品の中では稀有な作品。暗いトーンと繊細でなタッチ、「癒し」をテーマに据えた作品設定。見事な出来栄えである。しかし……である。連載自体は長続きしなかった。理由は簡単だ。連載してる雑誌とは根本的に相性が合わなかったからだ。ジャンプはあくまでも豪快さ、バカっぽさが信条なんすからねぇ。そこで踏み誤ったのかもしれませぬ。
主人公である奥森かずいは、自らが持つ「人の記憶を破壊する」MIND ASSASSINの能力で相手の心の闇から救い出す。たとえ、それが自らの父親を殺した相手であったとしても。そこには人間に対する思いやりと罪に対する独特な視点が入っており、興味を魅かれる。
そもそも、人の記憶とは一体なんだろうか? 不幸な記憶や経験を超克し、人間としてもう一段成長してゆくのも一つの行き方なのかもしれないが、もしできるのならば不幸な記憶を跡形も無く破壊してしまうのも一つの生き方なのかもしれない。
残念なのは、長期連載になっていればこの点を深く掘り下げるような作品に仕上がっていたかもしれない、ということ。やはり、掲載する雑誌を間違えたのか……それが残念でならない。