武蔵野夫人 [DVD]
雪夫人絵図の1年後の作品で、本作もメロドラマの粋にとどまってもおかしくない題材だが、同じ夫人ものでも、受ける印象は全く違う。原作小説の格の違いが一因だろう。戦後に人々が手にした恋愛の自由に周囲が途惑う中で、主人公・道子は道徳や誓いを大切にし、その姿勢を貫き通す。放縦な自由と対立する軸が明確なのが、雪夫人絵図との大きな違いだ。
そういう道徳や誓いを重視する主人公をくさくない演技で表現できる田中絹代の存在が大きい。その凛とした姿の美しさには惚れ惚れする。
武蔵野の自然の場面を多く挿入しているのも、映画が重くなりすぎるのを防いでいる。
ただ、もう少し長尺にして、映画にゆったりとしたリズムを刻ませたなら、より良い作品になったのではないだろうか。
CUP NOODLE CM SONGS COLLECTION
こういうCDが出るのを、ずっと待ってました。
特にロブバード。
私がボーンフリー・スピリットを聴いたのは、今から25年ぐらい前だと思う。
この曲は、初CD化ではないか?
懐かしい!
鮫島有美子の四季
このCD、本当に気に入っています。
とにかくきれいでバランスの取れたビブラート。
力強く説得力のあるすばらしい歌声。
結構アルトっぽいハスキーともとらえられる歌声。
何をとっても感激すること間違いなしです。
コンティニューvol.37
もやしもんが表紙だったので買ってみました。
もやしもんだけの特集雑誌ではないので、まあこんなもんかなって感じですが、
もっと菌の特集をして欲しかったです。かわいいのにあまりでてきません。
あと、作者が親しんだのは大阪府立大学らしいのでインタビューするなら
そちらの学生にインタビューしてもらいたかった。
まったく関係のない農大にインタビューされてもなぁ。
冬の喝采
北の大地でほぼ独力で練習を積み,数年にもわたる怪我と闘い,早大進学後に準部員から這い上がって箱根の座をつかむ。そんな作者自身のキャリアを通じて,早大競走部の生活がリアルに描かれます。
練習やレースにまつわるエピソードが豊富。多くは主人公・金山(作者の本名)のキャリアを通じて書かれた練習日誌に裏付けられており,長距離選手の内側が分かります。
「神様は見えないが,もしこの世におられるなら,最後は立派なWのマークを付けた,早稲田の中堅選手に育てて呉れるでしょう。」という監督の言葉通り,主人公は徐々に実力をつけ,文字通り中堅選手として,瀬古の時代の早稲田を支えます。
装丁カバーはエンジ色。600ページ超の大作ですが,都の西北にゆかりのある方,箱根駅伝や長距離走に興味のある方にはオススメ。