マーズ・アタック! [DVD]
最高に笑える、でも背筋が寒くなるブラックなコメディー映画。
出演の豪華な顔ぶれは「監督の意図」にいたく賛同した結果でしょうか。
どこまでも嘘八百を並べ、邪悪で、破壊と殺人にいそしむ火星人は人間の裏返し、それを笑い飛ばせるユーモアが逆説的にこの映画を見るものに「健全さとは何か」を教えてくれます。
円盤や小道具、衣装のチャチさは火星人を「卑屈・卑小」に見せて可笑しいです。
煮え切らなくお人好しの政治家や軍人、市民の姿は「建前に終始し、物事の本質が見えない愚かしさ」を見せつけます。
最後のトム・ジョーンズのシーンはその昔、「地球が破滅する日(題名が正確かどうか記憶があいまいですが)」のラストシーンそのままでした。どなたかに教えていただけるとうれしいです。
マーズ・アタック! [DVD]
ブラックユーモアと理不尽を理解できる人には太鼓判を押してお薦めする作品です。
キャスティングは超A級にもかかわらず、そのストーリーは徹底してB級。映画にドラマティックな起承転結、感動、生きる意味などを求める方には向きませんが…。
観終わった後の感想もコレと言ってないのですが(笑)何故だか、何度も観てしまう、そんな映画です。病みつきです。
映画監督の未映像化プロジェクト UNFILMED PROJECTS
通好みで癖のある監督(多分にアート系)から誰もが知ってる監督まで、色んな監督の実現しなかった映画について詳しく書かれている。そういった作品のシナリオや原案も抄録されていて、作り手のこだわりを強く感じる。
しかし、カラーページで珍しい写真を出来るだけ見せたかったからか、写真の上に細かい字が沢山書いてある。それが大変読みづらい。たとえビジュアル重視でも、もう少し読みやすいレイアウトに出来たと思うと、とても残念だ。
ベスト・オブ・トム・ジョーンズ
映画「マーズアタック!」でノー天気に歌ってたお姿を拝見したのが
トムジョーンズとの初めての出会いでした。
この年齢でこの色気。タダモノではありません。
ノリノリの音楽とムード音楽とのミックスベスト盤です。
007テーマ曲も入っていて 彼のイメージにピッタリです。
ロビーウィリアムスなどとデュエットしたアルバムもお勧めですが
このベストもなかなかいいと思います。
ライナーは小西さん(元ピチカート)です。
マーズ・アタック!
ティム バートンの作品でも 一番好きだったりします。 ダニー エルフマンの中では 「マーズ アタック」と「ミッション インポッシブル」が好きなのですが、その他の作品は 正直 あまり好きには なれません。 CDを聴いていると、メインのテーマ曲は 結構 良いのですが、映画 本編を思い出すと、なんだか笑えてきます。