墓場鬼太郎 BOX 【初回限定生産版】 [Blu-ray]
過去に発売されていた同作品(2008年発売・全4巻)のblu-ray版です。
DVDは既に持っており、このblu-rayは2枚組みにも関わらず凄い価格設定なので買うのを悩みましたが、
それ以上にこの作品に対する「大好き!」な気持ちが勝って購入しました。
この「墓場鬼太郎」を初めて観たとき、
それまでのイメージにあった悪い妖怪を退治するヒーロー的な鬼太郎ではなく、
ダークで人間臭い鬼太郎にビックリしました。
紙芝居がそのまま動いているような雰囲気タップリな絵柄も素晴らしいです。
話の内容は怪奇話というか怪異談で、TVで拝見する水木しげる先生の人間性そのままにユーモラスな部分が出ていたり、
原作が描かれた当時(昭和30年代)の社会風刺的な部分が出ていたりして、
大人の方にこそ楽しんでもらえるアニメだと思います。
■■■以下はソフトに関するレビューです■■■
しっかりとした作りの紙のBOXに通常の青のblu-rayプラケースが2枚。
第1集に6話収録、第2集に5話+映像特典を収録。
ジャケットはDVD1巻と4巻のものを加工流用、ディスクレーベル面のイラストは書き下ろし。
映像特典に関してはDVDにはあった絵コンテギャラリーが省かれてしまっており、
blu-ray BOXのTV−SPOTが追加されたのみで、あとは同内容。
ブックレットはDVDの再編集版。
期待した画質ですが本編は元々画面全体に和紙のようなフィルタが掛かっており、
所々故意にボカした処理がされているので、格段に画質がUPしたとは感じ難いですが、
発色は良くなっているのはわかりました。
フィルタ加工がされていないOP・EDは綺麗です。
特にEDは良く、バックに次回の予告的にシナリオの一部が文字で描かれていくのですが、
DVDではよく読めなかった部分が、このblu-rayではキチンと読むことができました。
スタッフテロップは目がチカチカする程ハッキリクッキリ。
音声はDVD同等の2.0ch (stereo) リニア PCM。
封入特典のストラップ、メンコやシールは全く必要ないですし、嬉しくないですね(笑)
その分、少しでも価格を下げて欲しかったです。
あのDVDの外箱の雰囲気や価格や画質等含めてトータル的に考えると、DVDで十分だったかな・・・という感じです。
せっかくのblu-ray化なので、刺激の強いシーンに修正を入れてあるTV放送版も収録して欲しかった。
価格からするこのソフトの満足度は個人的には少し低いです。
クイック・ジャパン97
ももいろクローバーZのメンバー、しおりん(玉井詩織さん)のインタビューのために買いました。写真15ページ、文章8ページあります。
写真は商店街を背景に普段着ですが、しおりんの華奢な感じがうまく撮れていて、見ていて面白いです。ちゃんと食べている写真もあります(笑)
インタビューでは結成時の様子などを語っていて、最初れには大人っぽい癒やし系だったそうです(笑)。他にはライブのDVDで「アイドルという感じは自分ではしない」と言ってましたが、自分ではどう思っているかを今回のインタビューで語っています。
最初の曲である「あの空へ向かって」の歌詞ができた経緯も載っています。しおりんファンでなくても一読の価値はあると思います。
荒城の月のすべて
「荒城の月」には、いろいろなアレンジがあるとは何となく思っていたが、何よりも重要なアレンジが山田耕筰によるものだということ・・・私は、そのことを海老沢敏著「瀧廉太郎−夭折の響き」(岩波新書)で読んでいたのであるが・・・そのことを、このCDの20件の演奏から思い知った。確かに、添付された原曲の楽譜を見ると、第2小節の8分音符のひとつに♯が着いている。それに対し、山田耕筰編のそこには♯がない。さらに、原曲はロ短調、アンダンテで8小節からなっているが、山田編ではニ短調、レント・ドロローソ・エ・カンタービレで16小節、したがって前者は8分音符が基本のところ、後者は4分音符が基本となっている。
このCDに収録された20件の内、瀧に縁の深い竹田市の児童合唱団の合唱とスコーピオンズのハードロックの2件のみが瀧廉太郎の原曲に基づいている。他は、山田耕筰編曲のものである。我々が何気なく歌うとき、それは多分、山田編のそれであることが多いのではなかろうか。いずれにせよ、この曲が日本人の心をとらえる名曲であることには違いない。
私は、この曲をはじめ、瀧の曲のほとんどが、日本的な情感を西洋音楽の枠組みに、この上ないほどうまく取り込んでいると思う。上記の♯も、瀧のその辺りを山田との対比で示しているのではなかろうか。しかし、その正否はともかくとして、彼の力量をもってすれば、更に、日本古来の、それも特に民衆の歌の伝統を、東西の違いを超えて現代の、あるいは未来まで生きる音楽として我々の前に現してくれたのではないか、と思うのである。このCDを聞いた後、私はそんなことをまじめに考えている。
何はともあれ、まずは、このCDでバラエティに富んだ演奏を楽しんでみよう。
野球ディスコ [VHS]
「ミノタウロス」「ケンタウロス」と比較すると、やや"笑い"の要素が少ないです。しかし、そのぶん電気グルーヴのカッコよさが思いっきり出てますよ。
まりんのメガネやターンテーブルに小型カメラがついているので、彼の手元や表情がはっきり見えます。
笑いの要素が少ない、とはいえ、そこは流石の電気グルーヴ。「あすなろサンシャイン」のピエール瀧にはすっかりやられますよ。
そのうしろで楽しそうに笑っている卓球とまりんの姿に和みます。
やっぱりこのメンバーで復活してほしいなぁ。。。。
ステレオ・フューチャー [VHS]
売れない俳優と、その恋人を中心とした物語…なのですが、ストーリーはあってないようなもので、色彩感覚に優れた美しい映像(風景)が数珠繋ぎに流れる、ソニーのCMを無理矢理長くしたような感じの作品。
展開をじっくり見るのではなく、点けっぱなしにしたTV感覚で見るのが正しい見方かも。
「オシャレカップルにお勧め!」的なビデオですが、僕は一回見るだけで充分です…。