Tokyo Graffiti 2 (ヤングジャンプコミックス)
グラフィティライター裸武と桃子の甘酸っぱラブストーリー「TOKYO GRAFFITI」の第2巻です。1巻での、思わずハニカミながら読んでしまうキュンキュンなラブ模様は継続しますが、2巻では更に、新たな重要人物が登場し、その人物が裸武と桃子の間にどんな変化をもたらすのか?というところ、わくわくしながら読んでほしいです。あと、やっぱりこの作品で一番僕がすごいと思うのは、裸武と桃子の会話のやり取りが、本当に緻密に構成されている点です。僕のツボをグイグイ突いてきます。リアルであり、またハニカミ度満点なんですね。「TOKYO GRAFFITI」を読んでると、いつもニンマリさせられます。これを読むとあなたもニヤニヤさせられるはず。女性にも是非読んでほしい作品の1つですね。この巻で終わりというのが悔やまれます。続編希望。
DRIVIN’WITH MY HOMIES 2
漫画家、井上三太氏が“ドライブに合う曲”をコンセプトに選曲したコンピレーションアルバムの第二弾。ニュージャックスイングやヒップホップ、R&B、ソウル等の名曲が収録されている。漫画の中にも登場する架空のラジオ局の放送ということで、ラジオのリスナーとしてゲスト参加している“おぎやはぎ”と DJとのやり取りも含まれている。ノリの良い曲ばかりだけでなく、ドライブ終盤にも合うような落ち着いた曲も収録されており、選曲はすばらしいと思います。ニュージャックを聞いてみたい方、ドライブに合うCDを探している方にオススメします。
隣人13号 [DVD]
原作のストーリーラインは大きく変えず、登場人物を大幅にカットして分かり易くしている。原作の力、脚本の良さに助けられた部分もあるでしょうが、井上靖男監督、PVで磨いた映像感覚なのか、初監督とは思えない凄い映画でした。いきなりの冒頭の深層風景を描いたシーンの嫌悪的な美しさ!!
主人公を小栗旬(おとなしい本来の人格=村崎十三)と中村獅童(強暴な別人格=13号)が二人一役で演じている。この、主人公が1人二役ではなく二人一役、つまり別々の俳優が演じる。この演出を考えた時点で、この映画の半分は成功したといっていい。バイオレンス描写は、R-15指定だけあってホントやばいですが、原作のイメージほどは血の量は少なかった。その点が唯一の不満といえば不満かな。
それにしても、中村獅童のキレっぷりは凄かった。小栗旬の気弱そうで飄々とした感じも役柄にぴったり。そして赤井を演じた、新井浩文。すごいねホントこの人、昔本物のヤンキーだったのかと思うほど。その赤井の妻を演じたPAFFYの吉村由美もいい味を出していた。あと、13号が赤井の子供を脅すシーンがあるのだけど、そのときの子役の表情が迫真に満ちてた。あれは絶対、マジで中村獅童が脅したね。(笑)
TOP OF TOKYO/TT2 オワリのうた
井上三太の漫画、TT2が好きな人はもちろんの事、BUDDHA、スチャ好きな人にはもっとオススメしたいCDですね。
BUDDHAの新作が何故TT2?と最初は疑問に思いましたが、やっぱ何をやってもBUDDHAは黒い。
トラック、特にHIBAHIHIのバースはたまらないです。スチャはあんまり聴いた事が無かったのですが、
「TT2 オワリのうた」リラックス出来る曲でかなりいい感じです。
ただ、BUDDHAの曲はTT2をある程度知らないと分からないリリックかも。
SMUGGLER (アフタヌーンKC)
ある場面では目を覆いたくなるような
壮絶なバイオレンス描写を繰り広げつつ
別の場面ではほのぼのとした繊細なやりとりが描かれるという
氏の作風は初期から引き継がれているものであることを
この漫画で知りました。
しかし、この落差ゆえに作品になんともいえない
魅力と深みが存在するのだと思います。
ただ、初期の作品であるために
絵が粗削りで人の判別が難しいのと、
それまでのストーリーに対して終わり方が
爽やか過ぎるのが腑に落ちないために星は4つにしておきます。