栄光への脱出 [DVD]
ポール・ニューマンも文句なくカッコイイし、アカデミー音楽賞を受賞したドラマティックなテーマも名曲である。実際イスラエル建国宣言に開始された第一次中東戦争では、周辺アラブ諸国軍によってユダヤ人居住地は消滅するというのが世界の多勢の見方であった。しかしアラブ側が足並みの揃わないのに対して、アウシュビッツを体験したユダヤ人は「約束の地」を断固獲得するのだとの信念により奇跡が起きた。本作品はこのまだ生まれたばかりの新国家がどのように誕生するのかを追っているが、現在のパレスチナ問題を考えれば、正直いって評価の難しい作品だろう。まあよくも悪くもパレスチナ問題の原点を考える契機になるのならば、いまだ価値がある作品だろう。作品自体は社会派で、とても完成度が高い。
アリス武道館ライヴ ’78(栄光への脱出) [DVD]
『栄光への脱出/アリス武道館ライヴ』のDVDです。
1978年8月29,30日、9月1日の3日間公演の初日からの収録です。
78年の映像なので、カメラの性能、撮影技術、編集技術など、正直厳しいものがあります。
完全収録ではなく、全9曲・28分と物足りません。
ワンコーラスの楽曲もあります。
…では、ソフトとしての価値が低いかと言うと、決してそうではありません。
このソフトに興味をお持ちの方は、おそらく『栄光への脱出/アリス武道館ライヴ』のCD(もしくはLP)をお持ちで「曲数が少ないし、CDがあるから…」と、思っている方もいらっしゃると思います。
最初に書きましたが、このDVDはテレビ中継もされた「初日からの収録」ですが、CDに関しては、2日目と3日目を編集したものです。
ですから、同じ曲でも唄い方が微妙に違っています。
なんと「歌詞の間違い」もあります。
別アレンジと思える程違うギターソロ、観客の歓声などを聴き比べるのも面白いですね。
ただし、『ジョニーの子守唄』だけはMCを含めてCDと同一テイクと思われます。
日本で2番(笑)と日本で1番(笑)の二人のヴォーカリストが、アリスというバンドにいるという奇跡。
ベーヤンとチンペイさんの歌唱力は凄い。本当に凄いです。
メロディー・メーカーとしてもこの二人は日本で2番(笑)と1番(笑)でしょう。
当時ベーヤン28歳、チンペイさん29歳でした。
改めて「アリス」はとてつもないバンドだと思います。
曲数も収録時間も少ないですが、そう思える貴重な映像ソフトです。
四月の恋~パット・ブーン・ベスト・セレクション
若いころ「砂に書いたラブレター」をよく聴いたものです。このCDでは彼のヒット曲はほとんど収録されていてこれ一枚で普通のファンなら満足するでしょう。バラード調の曲が得意かと思えばビーチボーイズでもおなじみの「リトル・ホンダ」などリズミカルな曲もなかなか聴かせます。
吹奏楽決定版101
1枚目と2枚目は45曲のマーチが収録されており、行進曲王スーザを中心に運動会でよく流れる曲のほとんどが収められています。吹奏楽を始める際、最初に練習するのがマーチですので、懐かしく聴かれた方もあると思います。
3枚目と4枚目はポップスの編曲ものが収められています。一般的にはこの2枚が一番楽しめるのかもしれません。ゴージャスな雰囲気を持ったアレンジでとても楽しめました。吹奏楽というよりビッグ・バンド・ジャズといった趣でしたね。
5枚目はクラシック音楽の吹奏楽アレンジです。原曲のオーケストラと比較して音色の多彩さに見劣りするだけにあまり好みではありませんが、上手な演奏だったのは間違いありません。
6枚目の吹奏楽コンサート・レパートリーに収められた14曲が一番好きでした。
ホルストの「吹奏楽のための組曲第1番・第2番」は名曲中の名曲です。櫛田朕之扶作曲の「吹奏楽の為の序曲『飛鳥』」も好きな曲です。日本古来の音楽を取り入れながら吹奏楽の可能性を広げた名曲だと思います。和の伝統をモティーフにした曲を沢山創ってこられました。
大栗裕作曲の「大阪俗謡による幻想曲」もコンクールの自由曲に取り上げられていました。日本情緒を感じさせる音楽は非常に個性的で歯切れがよく、馴染みのある旋律を上手くアレンジしながら12分以上の作品に仕上げられました。
スパークの「オリエント急行」の冒頭のファンファーレの壮大さと輝かしさには圧倒されました。分厚い密集和音の箇所の深い音色には感動しますよ。
嵐が丘(初回限定盤)(DVD付)
当然の事ながら、ご自身が作曲の「嵐が丘」「水百景」が、ウリと言うアルバムだが彼女自身が編曲した1960年代にブームとなった
ラテンイージーリスリング「エルチョクロ」「死ぬほど愛して「ジェラシー」等の出来が極めて良く新鮮である。
ストラリヴァリを手にした最初のアルバムと思うがヴァイオリンの音の伸びが極めて良い。大胆且つ繊細な音の世界に浸って戴きたい。
PS:私は存在している事があまり知られていない、松下の「AVギャラリー」で楽しんでいる。