アクセスガール アスカ危機一髪 (アクセス探偵)
前作「アクセス探偵IHARA」に比べると、かなり内容的にはやさしくなった感じです。
前作ではrootkitの話も(少しですが)でるなど、「初心者にはちょっとつらい」内容でしたが、本作はかなり難易度を抑えています。
基本的には「ネット社会の裏・落とし穴」に関する事例を、コミックと記事(これもコミックで登場するキャラの対談みたいになっていますが)で解説しています。
前作は、「わかりやすい内容がいいが、萌え系はちょっと」という人には最適でしたが、今回は表紙を見ておわかりのように、少し萌え系によっています。年配の方が手に取るにはつらいかも…
アクセス探偵IHARA―エンターテイメント情報セキュリティコミック
ここ最近(書き込み当初、2005年初旬)、不正アクセスやWebサイト改ざんなどの記事が一般的にも有名になりましたが、ちょうどそんな時期に(少し先取り)するかのようなこの一冊。コミックと記事が交互に載っているので、初心者にもなかなかとっつきやすい。ただし、パソコンやネットを全く知らない方は、先に少し勉強する必要があるでしょう。
また、私のように「ベーマガ」世代にとっては、くりひろし先生の作品が久しぶりに読めただけでも感涙ものでした。私はこれをきっかけに、ITセキュリティや不正アクセス防止の分野に興味を抱きました。そんな一冊です。