ザッケローニの哲学
ACミランでのスクデット獲得と比較しても、今回の日本代表のアジア杯制覇は
ザック監督にとって意義深く、会心の勝利ではなかろうか?
チームは一致団結、起用した用兵がピタリとはまって何人ものサブが得点を挙げるわ、
DF岩政が効いて豪州を完封するわ、あの本田をして、良いチームだ、
まさかお前が点取るか!?と驚き、やっぱこのチームは持ってるな、と言わしめた内容
(試合を追うごとに成長し勝利していく様はある意味圧巻)の良さ etc etc。
今の日本代表のタレントのポテンシャルとザック監督の志向の相性の良さが
非常に好ましい形で結果を生んだと言えるかも知れない(8戦無敗!!)。
欧州では過去の人にされそうな状況下から種々のリスク覚悟で極東の島国の
代表監督という重責にチャレンジし、今や2年後の日本との契約更新時を狙い
中東諸国らが自国の代表監督に!と熱烈Love Callを送る確かな手腕。
そんな名将の軌跡を(少し前までにはなるが)辿って理解を深めるのに
もってこいの著作ではないかと。今後の采配次第、その結果次第では
オシムさんばりに詳細な半生記が後々出版されそうな予感がするけれど。