千の風になって
大切な人を亡くした悲しみは何年たっても、何十年たっても消えないと思います。そんな方にお勧めしたい詩(歌)です。
30年前に母を癌で亡くしました。大学生だった私は2年間休学して母のお店の店番を兼ねて看病しました。その2年間、毎日いろいろな話を聞いて、母のすべてを知ることができました。大学生の息子である私が母の布団に入ったら、兄は本気で焼もち焼いて焼いて怒ってました。病院で母の最期を見取ることができたのも私でした。でも兄は母が外出できる体力があるうちに結婚式をあげて立派な親孝行をしました。父は母がなくなって2,3年はずいぶんお金も使って、毎晩外で飲み歩いていました。
すでに母の歳を越えてしまった私は今でも母を思うとたまらなく悲しくなります。
この詩(歌)をテレビで初めて聞いたとき、涙が出て仕方がなかった。「そうだ。母もお墓になんかいない。風になって僕の側にいる」って思ったら、優しさと温かい心がいっぱいになりました。
その後、世界中で詠い継がれ、いろんな曲がついていることを知って、また癒され、それら数え切れない人々に感謝したいと思いました。このレビューを書いた、優しい方々にもいっぱい感謝します。
Belle~カネボウ・ヒット・ソングス
75年~88年のカネボウ・キャンペーンソングだけをギッシリ集めたステキな企画盤。
ブックレット裏には収録曲のシングル盤ジャケットをカラーで掲載し、歌詞カード中にも当時のイメージガールの名前とキャッチフレーズを表記するなど、痒いところに手が届く構成である。
単に懐かしのCMソング集というだけでなく、70~80年代ヒットソングのコンピレーション・アルバムとしても楽しめるし、当時隆盛だったTVの歌謡番組も思い出される所が良い。デジタル・リマスタリングにより音質も大変良くなっている。
郷ひろみ、松田聖子、吉川晃司など、今も現役で活躍している歌手もいれば、引退、解散などで音楽活動を休止したアーティストもあり、通して聴いていると懐かしさと共に、ちょっとした切なさがこみ上げてくる。
ともあれ現在、演歌以外は総て《 J-POPS 》という呼び名で一括りにされている日本の音楽シーンが、歌謡曲、フォーク、ニューミュージック、ロック、テクノなどと明確に色分けされていた時代のサウンドがバラエティ豊かに堪能できる1枚。これらカネボウのCMをリアルタイムで見ていた30代前後の人にはたまらないアルバムだろう。お薦めです!
ルパンの消息 [DVD]
予想外におもしろく驚きました。未解決の3億円事件、15年前の高校時代の事件。何がどうつながるのか最後まで目がはなせませんでした。小説ではなくDVDなので一部分しか伝わらないのでは?と思いましたが、十分よい出来だと思いました。上川達也さんの演技も抜群によかったです。人間味ある作品です。
月光浴
月の本はとても素敵で時折拝見してますが、今回の月光浴実物も大変素敵で本を購入する際はぜひ綺麗な商品をと思っていました。今回、購入した商品は大変きちんとした商品説明と梱包で、開いた瞬間に次のページを捲るのをしばらく忘れるほど綺麗なもので大変満足しています。寒き秋空暖かい暖房のもとで、みなさんにもご覧いただきたい一冊です。
青春とは、心の若さである。 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
人は年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。老人を鼓舞し、元気づける詩。本書には、こういう名文句で知られている「青春」と題する詩が収められている。困難の時代に生きた著者・ウルマンは、80歳という人生の頂に立ち、来たるべき死を自覚しながらもなお、理想を追うことの大切さを歌い続けた。温かな愛に満ち、生を讃えた彼の詩は、時代を超えて我々にさわやかな感動を与えてくれる。老人を励ますとともに、若者に自覚を呼び起こしている。
「青春とは人生のある時期ではなく、心の持ち方をいう」素晴らしいこの言葉は永遠です。