怖い絵3
『怖い絵』『怖い絵 2』に続くシリーズ第3弾!
『怖い絵』シリーズを読んで「これが魅力なんだよな〜」と思うことは、ページをめくるたび、一点一点、絵に描かれている人物たちの表情が、とても活き活き見えてくるということだ。
美術館にはもちろんさまざまな「顔」が溢れているわけですが、解釈されないままの表情は「うつろ」である。ちらっと眺めて、前を通り過ぎてしまえば、記憶にも残らないことも多い。でも、この文章を読んだ後では、人物たちの微妙な表情の細部が語りかけてくる。絵の迫力というか、質量が増すんです。
周り(外部環境、あるいは精神?)にある恐怖に対して、それぞれがどんな「顔」をしているかを、じっくりと見てしまう。真面目なのか笑っているのか悲しげなのか、文章を読みながら、掲げられている絵を、何度も繰り返して見てしまう。深刻な運命に対する人間の性みたいなものが、そこから立ち上がってくるようなのですね。
それが、本当に怖い。そしてそれを外側から冷静に読んでいる自分の存在が、また怖くなる。
今回、3巻が揃ったことで、すごく深みが増したように感じた。恐怖とか理不尽と、画家(人間)がどう向き合ってきたのかという「美術史」がひとつ、ここで出来上がったように思いました。
ピルグリムメイデン 深紅の巡礼聖女 (あとみっく文庫 8)
TSライトノベルが近年増えつつあるが、個人的嗜好から言えばどれも琴線に触れない物ばかりであった。
だが、久し振りにこの作品でリビドーが燃えさかりだした。主人公はあくまで受け筋TS♀、ヒロインは
徹底的にS属性。これで萌えずに何をしようか。しかもamazon限定版は…(以下自粛)。
とにかく男を女性化すればTSとして受け入れられると言う安直な作品群をぶっ飛ばして、
この作品は新しいTSライトノベルの原点に立ち返ったと言えるであろう。
【有機栽培・カフェインレス】ポメランドハーブ ヴィーナスの月のハーブティー 50g ミックスハーブティー
パーティーを開催した際に、ウェルカムドリンクとしてだしました。
ハーブティー初心者の方も美味しいと、大好評でした!
何のお茶?との質問を受け、ポメランドハーブさんをご紹介いたしました。
お酒の飲めない方へのソフトドリンクとしても、おもてなしにもお勧め!
可愛い中身の見えるパッケージもお気に入りです。
女神がやさしく包んでくれるまろやかさ、あと味は少しスッキリとしております。
プレゼントにも大変よろこばれました。
Venus Blood -CHIMERA-
イラストは好みが分かれると思いますが、奇乳はありませんので個人的にはOK
それなりに数が多く、シチュエーションも豊富だったのでCGの評価だけだと甘め4点です
テキストはまあ、可も無く不可も無くといった所でしょう。Hシーンは擬音多めです。
但し、ストーリーを進めるとなると話は変わってきます。私自身まだ一度もクリア出来ていません。
何やらノルマ?や条件が決まっているらしく、すぐゲームオーバーになる強制イベントが起きます。
何度も最初からプレイしているのですが、この手のゲームに慣れた人出ないと進めるのは無理でしょう。
ちょっとこの手のゲームに触ってみようかな? といった考えで購入するのはお勧め出来ません。
クリアデータを貰ってシーン集として使うなら4点、シナリオに期待するなら普通の人には2点でしょう。
ホテル ビーナス [DVD]
生きる希望を失っていた人達が次第に生きる意味を見出してゆく物語。映像が特徴的で、余分なもの(色さえも)を排して作り上げたストイックでファンタジックな仮想の世界を作り上げている。ハングル語、無国籍な情景、ミステリアスな登場人物などを散りばめて、作者と観客の合意によって成立する体験的な作品と思えた。心象風景を映像にしたようにも感じられ、見る側の精神状態によって大きく印象を変えるだろう。スリリングにカッティングを多用した導入部がリズミカルで、引き込まれる。人や社会のネガティブな面に光を当て、静かに肯定することが癒しのようにも思える。クライマックスで映像に色がつく瞬間、安らぎ感を憶えた。最初からじっくり見ないと分かりづらい面があるので、そのつもりでご覧になられた方が良いと思う。見終わった後、暫く残像が残った。出演の俳優陣、草薙剛さんをはじめキャスティングも味があった。