レディ・イヴ [DVD]
40年代のハリウッドを代表する“スクリューボール・コメディ”の名手プレストン・スタージェスの傑作コメディが、今回晴れて廉価版として手に入る事が出来るようになった。メデタイ!スクリューボール・コメディは、とにかくテンポの良さとギャグの切れ味と畳み込みが身上だが、今作は、序盤の、豪華客船でのビール会社の御曹司と詐欺師の娘の出逢いから息つくヒマなく、パンチの効いたギャグの波状攻撃とウイットに富んだ台詞回しが味わえる。観る者に予断を与える間もなく、あれよあれよとドラマがスピーディに展開し、ラストまで一気に突き進み、物語にのめり込んでしまう事の快感。純粋コメディであるにも拘らず、ロマンの芳香薫るムードも素敵。これはひとえに、バーバラ・スタンウィックの魅力に拠るものだが、今作の彼女は、個人的には、自身の代表作であるファム・ファタールの傑作「深夜の告白」より遥かに魅力的だ。客室での、ヘンリー・フォンダとの、お互いへの好感をはぐしながら吐露しあう場面の長回しは、ロマンティシズムとエロティシズムが融合した名シーンだと思う。40年代から50年代に掛け、コメディ一筋に作品を残したスタージェス、ここ10年位前から日本でも再評価されてきた名監督だが、実は脚本家がメガホンを取った最初の人物だったと言う。
レディ・マリアーヌの秘密 (ルルル文庫)
中身は凛々しい騎士属性のお嬢様が、これでは嫁に行けないと自覚し王宮に出仕するも、あっという間に本性がバレるは、きなくさい陰謀に巻き込まれるはで、うっかり雄姿を見せまくってしまい、歓迎したくない方向のファンばかり増えていくというお話。
王宮、陰謀、頭がお花畑の第一王子に有能プレイボーイの第二王子とくれば、波乱万丈の政争や暗殺騒ぎが起きて当然ですが、この話ではそういうものはまったくおきません。人命にかかわる事件はせいぜいが植物毒で下痢患者が出るくらい。この緊張感のなさはある意味すごい。ラブもたくさんフラグたってるのに、自分もちゃんとときめいてもいるのに、ヒロインは来てもいない縁談の心配ばかりしています。
最近疲れ気味だ、眠りが浅い、本読んでるときくらいリラックスしたい〜という方にオススメです。
ザ・モンスター -デラックス・エディション-(DVD付)
近未来な世界観のBad・romanceのミュージックビデオはガガさんのイメージとピッタリな感じで凄く魅力的です。
たくさんの個性が大爆発?みたいな衣装と真っ白な不思議な空間、ちょっと怪しいダンス、目がはなせなくなります★
だけど、正直ビヨンセさんと共演したTelephoneも入れてほしかったです・・・
映像も結構粗い感じです。THE FAMEに付いていたDVDの方がたくさん入ってたのにキレイに感じます。
DVDはあんまり期待しない方がいいと思います(涙)
CDの方はTHE FAMEに比べると感情的な感じのメロディになった気がします。電子的な音+楽器(弦楽器とかピアノとか)がきれいに絡み合って、Alejandroとかミュージカルみたいで好きです。
追記
最近、このCDのCMを見ました。TelephoneのPVは入ってないのに、勘違いしそうな内容でした・・・・・
酷い・・・
レディダルタニアン 新・三銃士<ノーカット完全版> [DVD]
どこにもそういう記載はないですが、映画ではなくTVスペシャルの前後編のようです。
見所はルイ14世とスペイン王女との結婚を阻止しようとするマザランの陰謀と、かつての四銃士とその娘と息子たちの活躍(?)、でしょうか。
娘役のスージー・エイミーが良く動きます。飛んだり跳ねたり剣振り回したり。
ダルタニアン役の人、なんだか見たことがあるような気がしていたら70年代のレスター作品の時のマイケル・ヨークでした。あの頃は若かったのに、いいおじさんになっています。
あと、フランスドラマの「モンテ・クリスト伯」を演じたジェラール・ドバルデューがマザランを演じています。
登場人物は多いし、バッキンガムは出てくるし、でちょっと混乱しましたが、アクションあり、陰謀あり、恋愛要素ありと盛り沢山な内容です。細かいことを気にしなければ娯楽作品として十分楽しめます。