勝利は10%から積み上げる
これはとても面白い本です。
勝負の世界に身をおき、それも頂点に立つ著者が、勝負の世界の厳しさ、精神的なこと、
技術的なこと、日々の努力など赤裸々に語っています。
こういうことは、勝負の世界に生きる者にとっては普通は秘密にしている内容だと思います。
そういう意味でとても興味深く、面白い本でした。
◆ フジテレビ開局50周年記念DVD ものまね王座決定戦
伝説の女芸人、しのざき美知の数々の名演が
収録されている事を期待しています。
中山美穂や浅野温子などのモノマネが収録されていれば絶対買います!
WWE SmackDown vs. Raw 2011
先行予約しオフィシャルTシャツまでもらえましたが、それ以上にこのゲームはおすすめです。なんといっても多種多様なマッチが実現でき、自分で好きなマッチを組めるところが今までとは違い、空きがこないと思います。これはWWE好きはもちろん、プロレス好きな方にも是非おすすめです。自分で作成できるエディット選手のオリジナリティが半端ないです。
のぞみウィッチィズ 34 (ヤング・ジャンプ・コミックス・スペシャル)
「のぞみ・ウィッチィズ」は1987年から週刊ヤングジャンプに掲載された青春ボクシング漫画。当初は珍しい演劇漫画として展開していったがその後になぜかボクシング漫画にかろやかに転進。その後は藤谷美紀主演で実写版の映画もつくられるほど人気になる。ストーリー的にはボクシング版『タッチ』と考えてくれれば差し支えないかと・・・。ボクシングが題材でも泥臭さ、血生臭さなどは殆どなく、あくまでタッチ的さわやかな汗と努力と勇気+純な恋愛といった感じではなしはすすむ。ただ違うのは主人公の司馬遼太郎が謙虚で大人しく弱々しい高校生であることと、ヒロインの江川望が完璧すぎるという設定ぐらい。「タッチ」に感動できる人にはお薦め。本巻はその第34巻。
タイガーマスク 3 (KCスペシャル)
「タイガーマスク」のファンの間では、どちらかと言うとアニメ版の方が評価が高いようですね。
私もアニメ版は大好きです。
でも、漫画とアニメ、どちらのタイガーが好きかと言われれば、やっぱり漫画版になってしまうんですよねえ。私の場合。
どうしてそうなのか。
その最大の理由のひとつは、漫画版では、タイガーこと伊達直人の「ワル」としての側面が、時に、子供向け漫画としてはやり過ぎじゃないのかと思えるほどの生々しさで、きちんと描かれているからなんです。
漫画版のタイガーは、その身にしみついたどす黒さが、さりげないひと言からも伝わってくるようなコワい男です。
ひとたびその気になった時のワルさは、アニメ版のさわやかタイガーの比ではありません。
あの愛しのルリ子さんにさえ、思わず耳をふさぎたくなるような憎まれ口をたたいて、ビンタを一発くらうほどなんですから。
こんなワル者タイガーが、私は決して嫌いではない、というより、はっきり言って大好きです。
自らの内なる悪魔性を解き放つ時にこそ、かえって、彼の内なる善は、どぶ泥の中の一点の宝石のように、まばゆく光輝くような気がするからです。
この3巻に収められているパリの地下プロレスのエピソードを読んでみてください。
まさに悪徳の王宮とも言える地下プロレスのリングに、何の違和感もなく馴染むタイガーの姿は、彼が悪の世界にどっぷりつかったことのある本物のワルであることを雄弁に物語っています。
しかし、血なまぐさい死闘を闘うタイガーの姿に、その場に立ち会ったキヨシ少年の純粋な瞳は、悪魔とは程遠い、掛け値なしの気高さを見て取るのです。
彼の言葉をお聞きください。
「みんなが…血にうえているこの地下室。だけど、あのタイガーのまわりだけには、どんなにあばれてもやさしさがある。じ〜んとむねをうつようなやさしさが…」
どうです。これがタイガーという男の魅力なのですよ。
心や体が99パーセントの悪徳に染まっても、最後の1パーセントは決して悪魔に売り渡さない。
売り渡さぬどころか、かえってその1パーセントは、この世のどんな宝石よりも美しく光り輝く。
そういう男なんですよ。タイガーは。
私にとっての、これぞタイガーという魅力がてんこ盛りの地下プロレスのエピソードは、残念ながらアニメでは描かれませんでした。
ですから、これは漫画でなくては読めません。味わえません。
未読の方は是非この巻を手にとって、タイガーの悪の魅力を満喫していただきたい…と思いはするのですが、
実はこの地下プロレスのエピソードには、ほんの何ページかではあるのですが、アシスタントさんが描いたとおぼしき、極端に絵がヘタな部分があって…。
いかに漫画版タイガーをひいきする私でも、この部分にさしかかると、語られている物語の切なさも忘れて、思わずプッと噴き出してしまうのですが、まあそれは、ひと昔前の漫画の御愛嬌。
そういうところは大目に見て、私の大好きな地下のタイガーの雄姿を、皆さん方も是非楽しんでくださいね。