密室のサクリファイス
発売2日前にその存在を知り、衝動買いしてしまいました。
でもそれは正解でした。
脱出ゲーにカワイイアニメ絵のキャラ。悪くないですね。
ストーリー的にもシリアスな感じでギャルゲーっぽくないですし。
キワドイ一枚絵とかはありますがw
基本的に会話パートと探索(脱出)パートが交互に進行していくのですが、なかなかよく作りこまれています。
凄く短い探索パートとかもありますが、ステージによって簡単だったり難しかったりとバランスもグッドです。難しいヤツは結構頭使いますw
5人のキャラがそれぞれの視点でそれぞれの物語を進行していき、マルチエンディングなのでボリューム的にも楽しめそうです。
十字キーやマルチパッドでの操作感が若干悪かったので星を一つ減らしました。あとバックログがスタート押してから選択なのでちょっとメンドイかと。
脱出ゲームが好きで、アニメ絵が好きならかなりオススメです。
Story Seller〈2〉 (新潮文庫)
伊坂幸太郎を読むために購入。
「合コンの話」は、同時間に発生した恐ろしい殺人事件が、
直接的には関係しないものの、妙な伏線になって、全体に
緊張感を与える作品。男女の微妙にずれた心理を
短い会話の中で詳しく描き出すあたりは、これぞ伊坂幸太郎!
とファンならずとも、おおいに楽しめるだろう。
TOSHI single selection SACRIFICE
元X JAPANのボーカルです。
Xとは曲調も異なりオリジナリティーはでています。
また葉加瀬太郎とのコラボレーションは必聴です。
後シングルコレクションになっていますがFRIDAYの記事にものった
いわくつきのシングルはやはり収録していません。
認めてしまったのか?それとも消してしまいたい過去なのか?
声、曲は良いのでけして悪い作品ではありません。
4つ星の理由はそのシングルが入っていないためです。
サクリファイス [DVD]
核戦争が人類を滅ぼそうとしている。その最後の日、主人公は自分の命を引き替えに愛する世界を平和にして欲しいと神に祈る…
粗筋を書くと戦争映画のようである。が、これは戦争に重きを置いたものではなく、主人公である一人の老人の強い祈りと神への想いを描いた作品である。
タルコフスキーは他の作品を観てもその命や魂を神に捧げ、もやしているように感じる。主人公の老人はタルコフスキー自身だ。
この舞台は変化のない美しい白夜の広がる北欧。戦争などまるで及んでいないか…ここ以外の世界は消えてしまっているかのような静けさだ。
とにかく映像が美しい。暗い森や煤けた鏡に映る青白い肌。タルコフスキーの作品には欠かせない水の音。凍てついた冬を忘れられないまま人々は静かに話す。
そしてその中で老人は一心不乱に祈る。誰にも理解されずとも体を引きずって。もしかしたら戦争自体も老人の思い込みなのかもしれない。しかしその祈りの強さが心を打つ。
タルコフスキーはこの作品を最後に若くして亡くなってしまった。だから余計に、私にはこの祈りがひたすら透明で切実なものに感じるのだ。
最後の最後、主人公の息子が小さく神様に問い掛ける。
その姿とセリフがとても印象的で、その瞬間この映画をものすごくものすごく好きになった。
どうしてなの?
少年が訊くのは父にだが、瞳はまっすぐ神に向けられている。