2001夜物語 (Vol.1) (Action comics)
これだけの画力でSFを描いたという事自体が凄いのかもしれないけど、
映像としては一部のSF映画に及ばないし、
これより話が面白いSF小説も漁れば腐るほど出てくる。
SFが好きな人ほど、別に読まなくても良いような作品になってるかも。
駄作では無いけど。
MIDWAY 宇宙編 (集英社文庫)
星野SFの中でも、著者自らが選んだ8作品。
どれも本当に読み応えがあります。一番古い作品は
1980年のヤングジャンプに掲載された「残像」ですが、
改めて読み返してみて、当時リアルタイムで読んだ時の
衝撃と感動を思い出しました。この単行本には未掲載ですが、
やはり初期の頃の作品である「月夢」という作品同様「月」
が舞台として出てきますが、両作品共に不思議な哀愁と郷愁
に満ちた読後感を覚えます。
8作品ともに日常の現実から一時、心を開放してくれます。
そして、読み終えた後は思わず夜空を見上げて、広く広大な
宇宙に、しばらく思いを馳せるのではないでしょうか・・・。
消えた反物質 (ブルーバックス)
素粒子論において、反物質の存在と、6つのクウォークに関する理論は、数学的素養がないと理解できないとされていた。
本書は、数学的な理解を助ける意味と、数学的な理解ができなくても反物質の考え方を理解できるようにする2つの方向性を持っている。
現実は、数学的な美しさを保てないように見える反面、現実を数学的に美しく描写できる側面もある。
その究極の理論が、反物質かもしれない。