ラ・マンチャの男 [DVD]
アーサー・ヒラー監督はどの作品でもテンポの良さを感じない。だからダメ監督というわけではないが。それに加えてミュージカル仕立てなのだから、さらに映画の展開は遅くなる。それを補うのは、ダンスシーンの楽しさと期待するのだが、そのダンスシーンもさほど無し。正直平凡な出来ということで星三つといいいが、そうれでも’THE IMPOSSIBLE DREAM'等忘れられない名曲を残し(このナンバーは、どれだけ多くのシンガーによってとりあげられたことか)たことで、プラス星一つといきたい。圧倒的な名画ではないと思うが、多くの名優が出演していることから、映画ファンであれば一度は観ておきたい。
マリー・アントワネット (初回生産限定版) [DVD]
美術関係は本物のベルサイユ宮殿を使用してるだけあり、かなり良い物になっていると思います。また、ファッション(ドレス・パンプス)も可愛らしくてよかったです。しかし、ストーリー性については割とあっさりしている感じで、周りの美術品に気をとられている間に終わってしまいそうな感じもします。ベルサイユでのアントワネットの心情をもっと繊細に描いてもいいかなと思います。全体的には見て後悔はしないと思いますが、人それぞれかなと思います。なので私的には★4つで。
アウトランダー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
宇宙モンスターvs.バイキングという設定は面白いと思う。
弓矢や斧や剣といった原始的な武器で未知の狂暴な宇宙生命体と闘うというのが、アメリカのアクションゲーム的なノリで◎。
ただ、北欧のバイキングの筈なのに、皆、体の線が細すぎる。
屈強な戦士に見えるのはロン・パールマンぐらい。
地球に不時着したハイテクに生きる宇宙人の主人公が、現地のワイルドに生きるバイキング達よりも逞しい体してるって、どうなのよ?
で、宇宙人だけど、身体能力は地球人と同じって…。
そして、ヒロインに全く華がないのが物凄く萎える。
近所の安いスナックのママみたいなカンジ。
宇宙モンスターも、巨体の割には動きが軽すぎるので、迫力に欠ける。
もっと重量感を表現して欲しかった。
とにかく、ジム・カヴィーゼルやジョン・ハート、ロン・パールマンといった良い俳優を使っていながら、そして面白いプロットでありながらも、何かパッとしない仕上がりになってしまった勿体ない作品。
Marie Antoinette
日本版のジャケ写もかわいいけど、輸入盤のキルスティンにドキドキして
こちらを購入しました♪
2枚組みの1枚目がピンクで、2枚目がホワイトとかわいいです☆
ピンク盤は、ブリティッシュロック×おふらんすの宮廷音楽で、テンション上がります!
早朝や夕方〜夜には、優しい音色のホワイト盤をよく聴いてます♪
歴史的にも、今のメディアでフィーチャリングされているのも
「マリー・アントワネット=贅沢三昧・散財・不倫・不貞女」だけど
ソフィアのこの映画を見て「うまく行かなくて、一人で泣いて服一杯買っておしゃれして
友達と遊んで、スイーツやけ食い。」には身に覚えがあるし・・(スケールが違うけど)
安定して、幸せで、ナチュラル系に走る部分にも共感しまくっていました。
そういう女性としての苦しみを癒してくれるのがホワイト盤で
ベルサイユにも臆する事のなかった天真爛漫な女の子のイメージがピンク盤のような気がしています♪
glee/グリー 踊る♪合唱部!? ザ・ビギニング
ドラマを全て見ていて、キャラクター設定や相関図もちゃんと頭に入っている…
という熱心なgleeks向けの、ライトな公式サービス本です。
シュー先生がグリー部の顧問に名乗りをあげる直前のお話で、
グリー部の構成部員はまだ、レイチェル・カート・メルセデス・アーティ・ティナの5人だけです。
ティナが実はアートの才能が豊かだったり、
カートは毎月1時間かけて洋服を買いに行き、ターコイズブルーのものはなんでも買ってくるとか、
レイチェルのゲイの両親がちゃんと出てくるとか、ドラマでは描かれていない細かい設定が出てくるのは楽しいところ。
レイチェルが歌うシーンだけでなく、グリーの仲間5人全員で歌うシーンもちゃんと出てくるので、
ドラマを見慣れている人なら、歌う場面をgleeらしい映像に置き換えて楽しめると思います。
欠点は、公式なのに翻訳の文体と、ドラマの字幕や吹き替えのテイストで若干ズレがあり、
口調などがちょっと統一感に欠けるところでしょうか…
ドラマでは「ライマ」表記で統一されている地名が「リマ」になっていたり、違和感を覚えるところも。
ドラマにあわせたテンポでの意訳などを、もっと意識的に盛り込んで欲しかったと思います。
話自体は、まだみんなが最下層の負け組代表だった頃のザ・ビギニング話ということで、
さしたる盛り上がりもなく、小説自体の出来でいえば★★★(星みっつ)といったところですが、
この本ではじめて知った設定などもあり、ファンとしてオマケの★4つとしました。
巻末ポスターは表がフィンとレイチェル、裏がフィンとクインになっています。
全体のデザインからして、ティーン向け小説といった趣なので、年長者のファンは
ちょっととっつきにくいかもしれません。