ポール・ニューマン アメリカン・ドリーマーの栄光
「ハリウッドの反逆児」「ハリウッドの良心」「最後のハリウッド・スター」…。時代によって様々に評された彼だが、本書には一俳優に収まらない人間的な彼の魅力が事細かに記されている。
特に80年代の「評決」や「ハスラー2」以後の,いわゆる俳優としては晩年にも多くのページが割かれているのは、ファンにはうれしい限りだ。
俳優生活や作品の成立過程が書かれているのは当たり前だが、彼の出自であるニューマン一族の背景やスキャンダルを含めた私生活にも詳しいのが特徴である。彼が生涯にわたり愛したレースや慈善活動、また政治活動などまんべんなく記載がある。
私が今回意外に思ったことは、彼には孫が少ないことだ。一人息子が若くして死に、娘たちがなぜ自分のパートナーを選ばなかったのか、さまざまなことを考えさせられる。
ニュー・シネマ・パラダイス
高嶋ちさ子のヴァイオリンには情念が籠もっている。
そのあたりが「演歌」のように日本人を惹き付け、いわゆるクラシック通には
「あざとい」「わざとらしく感情を込めたような」と捉えられるのかも知れない。
…しかし、「映画」の音楽に情念を籠めて何が悪い?
私は映画アレンジの傑作だと信じる。よって星5つ。
明日に向って撃て! [Blu-ray]
西部劇にも色々あるが
コレが最も印象が良かった。
自由放埓に生きた男達が最後、悲劇的な運命を辿る。
実話を基にしてるから仕方ないかもしれないが
ラストをもっと工夫すればもっと良い作品になる。惜しい。
この2人は他に「スティング」という優れた作品がある。
こっちは見れば見るほど味わいが出てくる作品です。
明日に向って撃て! (特別編) [DVD]
西部劇にも色々あるが
コレが最も印象が良い。
でもラストが気に入らない。
実話を基にしてるから仕方ないかもしれないが
だったら架空の話にすりゃ良いのに。
自由放埓に生きた男達が
時代の変化に飲み込まれ破滅的ラストを迎えてしまう。
ラストをもっと工夫すればもっと良い作品になる。惜しい。
この2人のコンビは「スティング」という物凄く良い作品がある。
こちらが超オススメです。見れば見るほど味わいが出てくる作品です。
新・明日に向って撃て! [DVD]
名作『明日に向って撃て』の主人公、ブッチとサンダンスキッドの若き日々を描いた好篇です。
前作『明日に向って撃て』の原作と脚本を担当したウィリアム・ゴールドマンの念願の企画であり、ゴールドマン自らプロデュースしています。
監督・リチャード・レスターの演出は前作ジョージ・ロイ・ヒルに負けず劣らずの軽快さで終始淀みなくエンドマークまで飽きさせません。
『明日に向って撃て』のファンをも納得の仕上がりになっていると言えるでしょう。
前作をご覧になっていない方でも充分に楽しめます。
’70年代の末尾を飾る西部劇の代表作と言っても差し支えないと思います。