ドルアーガの塔 ~the Recovery of BABYLIM~ スターターパッケージ1.5
本来、RPGはちょっとづつ強くなっていき、やがて倒せなかった敵が倒せるようになる。いけなかった場所にいけるようになる。そういうゲームです。で、それが一番楽しく作られているゲームがいいゲームでした。古いゲームにはいいゲームがたくさんありますが、当時は容量的な限界がありました。でもこのゲームはそれが永遠に楽しめるのです。
なので、いまどきのゲームに比べると余分なものが一切省かれてあります。長々とした、演出や、あくの強いオリジナルキャラもおらず、昔のゲームそのままに、スイッチを入れたらすぐ遊べ、すぐ再開できます。あくまで自分のキャラのちょっとづつの成長が楽しく、そのキャラの成長をぶつける広大なマップと敵が待っています。それに、敵や、フィールドのグラフィックが、今では貴重というぐらいの、正統派のファンタジーです。正統派のドラゴン、ナイト、亜人、こうもりなど、そうであってほしかった形で動き回っています。アイテムも高価なものはすぐ買えず、ゆっくりお金をためちょっとづつそろえるのです。キャラも確かに強くなりますが、すぐに強くなる感じはせず、ちょっとづつ成長していきます。最初から、昔のゲームの要素を大事にして作られたゲームとしたら、このゲームの世界観と設定は奇跡的です。
・・・ただ、他のレビューに多くの批判もあるように、その特徴がそっくりそのまま短所にもなってしまってます。演出の貧弱さ、イベントに特徴が無いこと、敵が強く、それを補うための課金が高めなこと、レベル上げが長いこと・・・いまどきのゲームと言うか、ゲームに映像作品としての要素も求める人たちには不満な設定なのかもしれません。決して、批判の内容もうそではないのです。
私的にはどの人気ネットゲームが終わっても、これだけは細々とでもいいので続いていってほしいと思わせるほどのゲームです。むしろ、これに代わる、正統派の成長ゲームを他に見出せません。
ナムコミュージアム Vol.4 PlayStation the Best
6年前の11月頃かな?プレステではじめてプレイしたのがこのソフト。ファミコン本体が壊れて以来、ゲーム拒否症になっていた自分が、友達の家でこのソフトをやってみたら、おもしろった!アーケードゆえ難しかったが、ノスタルジックを味わうことができ、はまりました。ミュージアムに相応しくゲームの資料を見てるだけでも楽しめます。
自分が本体を買うきっかけとなったこのソフト、原点と呼べる一本です。
Ultra Series イシターの復活
古代バビロニアの巫女カイ、彼女の恋人ギル。正しい心を持つ二人が、闇の王ドルアーガの復活を阻止するため戦う。老舗メーカー、ナムコがかつて生み出した名作ファンタジー。
グラフィックは、今のゲームに慣れた目で見れば、大したことはないかも。でも、この何ともいえない世界の味わい。明るく、伸びやかで、晴れやかなダンジョン。昔の本格的RPGの香りを感じさせる、魔法の数々。これらを眺めているだけで、「自分のファンタジーの原点はここにあるんだなー」と、しみじみ思います。原点は、人それぞれ違う。私は、この素朴な作品が原点で本当に良かった。
シリーズのファンのみならず、昔のゲーム好きな人も、一度やってみてはいかが。自分も、今のゲーム・映画では得られない何かを求めながら、折に触れてやって行きたいと思います。
Wセレクション 13 ドルアーガの塔&イシターの復活
往年の名作RPG『ドルアーガの塔』と『イシターの復活』。その二つを綺麗なWindowsゲームとして手元に置くことが出来る、ファンには嬉しい二枚組み。
子供にとって、ゲームが非日常を味わうための重要な手段だった昔。音楽、ムードなど、“ファンタジー”の基礎、原光景という人がいるかも知れない。少なくとも、自分はそう。カイとギル二人の名前、本格ファンタジーの魅力的な香り・・。本当に、忘れられない。
「あの頃のゲームって本当、難しかったよなー」といいつつ、暇にまかせてやっていきたい宝物のような作品。
LEGEND 80’S SERIES「ナムコ・アーケード 80’S」
上のレビューには「パックランド」が入っているかのように書かれていますが、残念ながら収録されていません。
それを抜きにしても、あのナムコ音源によるナムコサウンドは、いつ聞いてもワクワクできるフシギな魅力にあふれています。