エニウェア
まだロックそのものの情報源が貧しい時代に、ここまでの作品を作るには、かなりの努力が必要だとおもいます。コピー云々はさておき。海外のロックバンドもコピーからスタートし、オリジナルへと進んでるように、彼らもこの作品から視野を広げ、オリジナルへと進化を遂げました。今の綺麗なサンウドが溢れてる時代、逆に新鮮に聞こえますね。
CHALLENGE!(紙ジャケット仕様)
内田裕也さんが率いた、フラワーズ唯一のスタジオ・アルバムにシングル曲などを追加した内容。
このアルバムを出したいが為、嫌々レコーディングさせられたというシングル曲(本CDで唯一オミットされている「ファンタジックガール」は、麻生レミの艶かしくも几帳面な歌いっぷりが素晴らしい歌謡G.S.の佳曲なので収録して欲しかったのだが...)とアルバムの楽曲(洋楽のカバー)とのギャップが痛快であります。
ジャニス・ジョプリンのカバーなどでは、麻生レミの真骨頂を味わえます。
パンチが効いていてセクシー、尚且つ繊細でキュートでもある麻生の歌声は本当に素晴らしい!!
NIKKATSU COLLECTION コミック雑誌なんかいらない! [DVD]
日本映画界を席巻する「おくりびと」旋風。個人的には、正直そこまで絶賛される映画かと思える印象で、納棺師と日本的葬儀の風習が物珍しかった事が受賞をアシストしたかのようなアカデミー賞での栄誉はともかく、国内各賞も総なめとはなんにも過大評価な気がするのだが(失礼)、その中で、ピンク映画出身の滝田洋二郎が、日本人として初めてオスカー受賞監督として栄えある脚光を浴びたのが、何よりの快哉事であった。
今作は、滝田初の一般映画にして世間で認められた話題作。ボブ・ウッドワードを尊敬し筑紫哲也になりたかったTVレポーターが突撃取材し体験する85年の日本の世相を照射し、マスメディアの欺瞞性をスキャンダラスに活写する。
日航ジャンボ機墜落、豊田商事事件、山口組抗争ら社会的事件に、百恵友和結婚、桃井かおり、安岡力也にオニャンコに至る芸能ネタまで、フィクションに一部ドキュメントな部分も交えながら、虚々実々に展開するが、キワモノ的な題材を逆手に取って、ワイドショーやゴシップ週刊誌を見たり読んだりする如くのいかかがわしさで、タイムリーかつスリリングに見世物的に撮る事で、マスコミのみならず、観る側の興味本位な大衆心理にも警鐘を鳴らす。
強面の内田裕也が、笑わぬレポーター・キナメリ役を怪演。最大の見せ場は、当時連日マスコミを賑わせていたロス疑惑の三浦和義自身が登場し、キナメリ相手に、アドリブでのマスコミ批判を行うシーン。やはり彼は、紛れもなく"あの時代"のトリック・スターだった。
ロング・グッバイのあとで ―ザ・タイガースでピーと呼ばれた男―
タイガースの解散コンサートは高校二年の二学期でした。これが最後だなんて信じられなかった。ピーのファンは泣き崩れ無事に家に帰りつけたかと心配したものでした。
まさかここまで書いてくれるなんて思わなかった。日本はどこへ向かってるんだろうって皆不安に思ってる今だからガツンと響きました。
生きる事に躊躇してちゃいけないどんなに困難な道でもあきらめなければそしてそれに向かって自分の出来る事を精一杯やればいいんだと思える本です。
同じ事をするのは無理かもしれませんが、どんなつらい事も恨むのではなく感謝に変換するというテクは誰にも参考になります。
受験勉強を始める学生さん人生をあきらめた人そしてかつてピーのファンだった人にはぜひ読んで欲しいです。
NIKKATSU COLLECTION 十階のモスキート [DVD]
裕也さんの電話応対は取り入れていきたい。
横山やすし、ビートたけしの競艇場での美しい身振りや、
風祭ゆき、中村れい子の勃起必至レイプシーンに加え、
ただのアーパー娘である小泉今日子の本性なども見れます。