ピンポン ― 2枚組DTS特別版 (初回生産限定版) [DVD]
な〜にも考えずに観れる作品。随所に響くサウンドもnice choiceだ!僕的には、スーパーカーが好きなので、橋の上から飛び降りる時の"free your soul"や、スパイクを連打で打ち込む時の"strobolights"なんかは最高に素敵! 窪塚自身も大好きだが、ここでは何かと世間を騒がせている、中村獅童の演技にも注目したい。スキンヘッドのツルツル頭で、窪塚(ヒーロー)と打ち合う場面は、最高にジ〜ンとくる。スマイルのティーチャー役の竹中直人も、微妙な英語を使って、実に面白い。ヒーローの育て親、夏木マリのタバコをふかす、その演技も見もの。とにかく何度観てもいい!
ぼくの魔法使い DVD-BOX
バカップルの話、ということで最初はう~んどうかな‥と思いつつ観始めました。確かに、みったんるみたん♪と呼び合うバカップルの話。ところが。1話目のるみたん(篠原さん)と田町(古田さん)の変身シーンでたおれましたです。笑いすぎて。それからはもう‥(笑)
登場人物はみな、ひとくせどころかものすごくへんなひとばかり。
みったんるみたんはもちろん、蟹さん、まもるん、意外と井川‥コネタが満載なのも見逃せないポイントです。セルフパロディあり、CMとのコラボあり。
最大のみどころ。古田新太氏はスバラシイです!
フリクリ サントラ(2)
痛っ。HAPPY BIVOUACが無いじゃないですか。これはアルバム・ハッピービバークを買えと他人との会話する事にエネルギィを必要以上使っているダメダメな人、鶴巻の罠!? ミウミウの声はサザエさんのタマちゃんのように謎のままのほうがいいですが、私の予想は監督鶴巻和哉もしくは平松貞史。途方に暮れて、泣いてたおもちゃ売り場の隅で~。
陽気なギャングが地球を回す プレミアム・エディション [DVD]
楽しく観ることができる映画でしたが、原作の方が洒脱です。伊坂幸太郎の作品が洒脱なのは、登場人物の「見てくれ」ではなく、会話の軽妙さによるものです。そして会話を裏打ちする一本筋の通った清々しい生き様が、読む者を気持ちよくさせる。映画は非常にスタイリッシュで、アバンギャルドなファッションも俳優や女優たちに似合って格好良かった。しかし、成瀬、響野、雪子、久遠の会話のキレや人物像の描き込みは中途半端でした。これだけセクシーな俳優たちをキャストできたら、かれらがスクリーンに映るだけで、充分にスタイリッシュだったはずで、日常と解離したファッションが必要だったのか疑問です。エピソードを増やすよりも、4人の魅力をもっと描いてほしかったし、エピソードが増えたことによってアクションは派手になったけれど、驚きはむしろ減っています。
総じて、人間を描いたり、頭脳戦を描いたりという「地味な面白さ」を演出して勝負する自信のなさが露呈していると感じました。自信のないところを、表面的なファッションやガジェットで覆い隠そうとしている感じ。
伊坂幸太郎の作品は、日常的な会話、日常的な行動が、ほんの少し非日常にシフトするところに、不意打ちのようにエンターテインメントが産まれるところがすばらしいと、ぼくは思っているので、原作との差違云々ではなく、映画がそのレベルで勝負してくれなかったのはぼくとしてはかなり残念でした。こういう映画をつくりたいのなら、別に伊坂幸太郎の原作じゃなくてもいいじゃん、ってことです。