この世の果て Vol.1 [VHS]
野島ドラマといえばそれまで「高校教師」や「人間失格」のように人間に冷酷な部分やタブーの連続の作風が多かったが、この作品に関してはそれまでの過激な印象は無かった気がする。
日本でも高名なピアニストだった三上がしかしながら「籠の中の小鳥」みたいな人生に嫌気がさし鈴木と共にひものような生活にまで低落する。一見矛盾しているような人生を歩んでいた三上だったけど、なぜか共感した部分も多かった。裕福で何もかも得られる人生が必ずしも最高とは限らないという事を。中盤でそのような裕福な自分に二度と戻らぬようにピアニストの命とも言える自らの手を砕いたシーンは衝撃だった。
野島作品での配役の職人技は毎回驚嘆させられるが、本作品も同じ事が当てはまった。今までトレンディードラマで華やかな役が多かったが、髪型を一変させて、尖っていて冷たい印象を出した鈴木や転落の苦悩を好演した三上を軸にまだ知名度が低いながら独特の演技で魅了した豊川や「野島レギュラー」にまでなった盲目少女の桜井やそれをきっかけに愛心が再び芽生える顔に大火傷を負った青年・金至上主義の医者・自分を奈落のそこへ落とした落とし前として「この世の果て」まで必ずや引きづり込むと誓った人間や知性に欠けているが母性に飢えた青年等。。。。配役もさる事ながら、キャラクター設定の妙も素晴らしいといわざる得なかった。
毎回野島作品に欠かせないのが、テーマ音楽だが尾崎豊の歌もドラマと併せて悲壮感漂うはまり曲だった気がする。
DVD化もされていなく、野島作品の中では特に知名度が高い作品でもないが、私の中ではトップクラスの感銘を与えた作品だ。
今のティーンネイジャーは知らない人も多い作品かもしれないが、野島作品を好んで見る人は是非見てもらいたい。
新しき日本語ロックの道と光
音、ボーカル共に魂を揺さぶられるバンドです。特にボーカルはルックスとのギャップに驚かされます(笑)歌詞が会話の歌詞では無く、活字の歌詞である所にも魅力あり。理屈ぬきのかっこよさです。
バンドスコア the pillows Best Collection (バンド・スコア)
サードアイとMYFOOTは他にスコアがあるので別に無くてもいいような気がします。
代わりにハレー彗星や巴里マリーがあると最高でしたね。でもハイブリッドレインボウやストレンジカメレオン等の人気曲が収録されているので、PILLOWSを深く知らない人でも楽しめる内容だと思います。さわおさんパートはギター初心者でもある程度弾けると思うのでバンドでコピーしたり脱初心者を目指すには最適なのではないでしょうか。
この世の果てで恋を唄う少女YU-NO完全ガイド (アソコン・ブックス)
キャラクター設定資料や世界設定資料の線画も満載!ゲームをさらに楽しく遊べる攻略方法を徹底解説,ややこしいゲームですのでサクサク進めたい方には必須の1冊かと思います
この世の果て (幻冬舎文庫)
自分なりの「愛」を見つける前に読む(見る)のと
見つけてから後に読む(見る)のとでは
全然感じ方が違う純愛ストーリーだと思います。
年をとったせいか、強烈な主人公さながら
わき役全ての存在感や人生の悲哀が心の琴線にふれ、
「幸せ」のむつかしさ、理屈ぬきの感情・行動のせつなさを
考えさせられます。
結構ブアツイのにイッキに読めますが、落ち込んだり体調不良のときには
読まないほうが無難だと思われます。