METAMORPHOSIS
ドイツのギター仙人、ウリ・ジョン・ロートのアルバム。2003作
ここのところライブ音源主体だった仙人、久々のスタジオ作は
ヴィヴァルディの「四季」をロックアレンジしたクラシカルなアルバムとなった。
いったい「SKY OF AVALON」シリーズはいつになったら発表するのか、などという
ファンの懸念を蹴散らし、仙人はわが道を行く。
ヴァイオリンの音域を出すスカイギターの音色は相変わらず優美で、
おなじみの「四季」の曲調にもマッチしていてよろしいのだが、
ロックというよりはクラシカル度が高いので、メタラーの受けはあまりよろしくないであろう。
プログレファンはカナリオスの「四季」あたりと比べたりして楽しめるかもしれない。
ブックレットが分厚く豪華で、自身の解説も入っている。
天上の至楽
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ヒストリック・パフォーマンシズ~ザ・エレクトリック・サン・イヤーズ~ [DVD]
これ、先日売りました。迷ったんですけど、見直して決めました。
たしかに貴重な映像満載ですし、Liveでの滑らかな運指、情感溢れるベンディングには非凡なものを感じます。思わず見入ります。
しかしElectric sunはトリオ、大編成共にロックのカッコよさが皆無だった…特に初期のジミに憧れ、始めたトリオでのブルースは酷い。ジミの本質である戦前ブルースのロック的解釈、R&Bマナーなギターとは全く違う上辺だけの真似事。思うに彼はロックを演るに於いてイニシアチブを取ってはいけない人、センスが無い人だったんです。
スコピでのウリが魅力的で花形だったのは、彼が装飾的役割だったからです。ジミのようにフロントに立つ器では無かった…私にとってスコピ時代のウリはある意味理想です。泣き叫ぶストラトの音、ジミ的なものとクラシカルなラインのブレンド具合。それだけに悲しいのです。
人には向き不向きがあります。天才のように言われる彼とて例外ではありません。最近の完全クラシカル指向のウリは私の興味の対象外ですが、そう考えると向いているのでしょう。
ウリにジミの幻影を求める方は観ないほうがよい作品です。
ザ・ベスト・オヴ・ウリ・ジョン・ロート
ドイツのギター仙人、ウリ・ジョンロートのベストアルバム。2007作
SCORPIONSを脱退後、天上の音色を奏でるスカイギターを手に、
クラシカルなギターサウンドで数々の珠玉の音楽をつくり続けてきた彼自身の
30年にもおよぶキャリアから選曲された2枚組のベストアルバム。
Disc1は、ソロ一作目である傑作「Beyond the Astral Skies」(1984)
壮大なスケールの「Prologue to the Symphonic Legends-Sky of Avalon」(1995)
スカイギターのための組曲「Transcendental Sky Guitar」(2000)
ヴィバルディの“四季”を独自に解釈した「Metamorphosis」(2003)
からの曲を中心に19曲を収録。この上ない美しさで聴かせる泣きのギターと
壮麗なオーケストラなどが一体となり、大自然と地球、大宇宙をも想起させる
スケール感溢れるシンフォニックなロックサウンドがこれでもかと繰り広げられる。
Disc2は、Electric Sun名義のバンド作、「Earthquake」(1978)、「Fire Wind」(1980)、
ジャック・ブルース、マイケル・シェンカーらをゲストに向かえたライブ作「Legends of Rock」(2001)
さらには未発表の「Suite 12 Arpeggio Concert Etudes For Solo Piano」(1991)からも収録。
ウリ・ロートというこの偉大なるアーティストの足跡を知る絶好のベスト作だし、
まだ万が一にもスカイギターの優美な音色を知らないという方はまず必聴だ。
ライヴ・アット・ザ・キャッスル・ドニントン [DVD]
ウリ様のライブが見られるというよりも、共演者の豪華さと変貌ぶりが、本作のポイントなわけでして・・・。UFO(マイケル・シェンカー、フィル・モッグ、ピート・ウェイの3人)とは、「レット・イット・ロール」、「ロック・ボトム」、「ドクター・ドクター」のロック・クラシックを共演。シェンカーの変貌ぶりとフライングVのプレイには一見の価値あり。フィル・モッグはコンディションが良くないのか、声の出が今ひとつ。長身のピート・ウェイは激しく動き回るが、すこしうざい。最大の注目はベース魔人、ジャック・ブルースとの共演。おなじみ「サンシャイン・オブ・ユア・ラブ」、「ホワイトルーム」と「ファイヤー・ワークス・ジャム」(即興のジャム)を熱演。特に最後のジャムは神の領域だ。お互いに演奏家として、アーチストとしてリスペクトしあっているのが、よく分かる。時間超過で中断せざるを得なかったのが、本当に残念。ちなみにドン・エイリーも参加しています。