「相棒」オリジナル・サウンドトラック(通常盤)
溢れるばかりのサウンドトラックとやってしまうとちょっと違うのだが、
TVからでてきた楽曲であれなんだっけかなーなんて思うときCD1枚というのがゆかいだ。
水谷の洒落た演技もついでに思い出してしまう。寺脇しかり。
理屈ぬきで楽しめればそれでいいと思う。
秋の夜長に本でも読みながら案外のりがいい。コーヒーがおいしいなーなんていい気分で。
肩の凝らない曲、体裁もなかなかお洒落だ。このコンビいつまで突っ走るのか、、、
それはわからない。
ぜひお買い求めになってください。
推薦いたします。
『相棒』10周年メモリアルBOOK 杉下右京10years (ぴあMOOK)
2000年6月3日、テレビ朝日系土曜ワイド劇場に登場したひとりの男。常にスーツとサスペンダー、胸にはポケットチーフの英国紳士然とした衣装を身にまとい、紅茶をこよなく愛し、頭脳明晰であるがキレすぎるがゆえに警察組織から『特命係』と名ばかりの閑職へと配属されるも常に事件解明に活躍する異色の刑事・杉下右京!
本書は、今や国民的ドラマに成長した『相棒』シリーズの主人公・杉下右京の10年間の軌跡をまとめたメモリアルブックである。
長年、杉下右京を演じる水谷豊氏のインタビューにおいて開始当初は、まだ現在のように杉下右京のキャラクターが定まっておらず、当初はまず、他人に嫌われる属性を持ったキャラクターとして脚本家の輿水氏が設定した人物像にそれを演じる水谷氏が手探りの状態からアレンジして徐々に現在の杉下右京へと確立してきた事がよくわかった(杉下右京の口癖でもある“はいィ〜”や今や『相棒』の基本的スタイルとなる長回し撮影の挿話も興味深い)。
また、『相棒』シリーズの生みの親であり、現在もシリーズの根幹を支えるゼネラルプロデューサー・松本基弘、監督・和泉聖治、脚本家・輿水泰弘、三氏によるドラマ誕生から現在に至るまでの10年の足跡を振り返る座談会は面白く、企画段階のタイトルが“相棒”ではなく“黄金刑事”であった事や“杉下右京”の名前の由来が名作ホームドラマ『パパと呼ばないで』〈1972〜73〉で主演の石立鉄男の役名が“安武右京”であり、ドラマの中で「右京さん」と呼ばれていた響きが良かった事から命名した(輿水・談)挿話は興味深い。
他にも物語の根幹を担う重要挿話の舞台裏や製作秘話の事細かな内容の豊富さや密度の濃さに大いに堪能した。
最後に三氏の座談会のなかで当初から『相棒』シリーズを牽引してきた功労者である脚本家の一人・砂本量氏(2005・12・21逝去、享年47歳)の話題は印象的でした。現在では『相棒』の準レギュラーとして活躍する陣川公平(演:原田龍二)の生みの親であり(season3『第3の男』)、遺作となった『相棒』史上に残るサイコ的傑作(season4『密やかな連続殺人』『悪魔の囁き』)、個人的にはお気に入りの衝撃的なラストが印象に残る(season2『殺してくれとアイツは言った』)など未見の方はぜひ見てほしい。
追伸…他のレビューの記載にもありますが付録がちょっと…。
相棒 劇場版II オリジナル・サウンドトラック
劇場版IIをレイトショーで見た。レイトショーでも年配客が多くて
驚いた。その層にもよって人気が支えられてるのが今の相棒である。
前回の映画より、奥が深くて最後まで飽きずに見れた。音楽も高揚感
が前よりパワーアップしていて満足した。
右京がロープで降りるとことろの音楽での盛り上げかたは、妙に「007」
シリーズを意識してるなと思って少し笑える部分であった。確かに全体
の曲調通してみると「007ワールド・イズ・ノット・イナフ」あたりの
サントラをヒントにされているのかもしれない。
ドライブ中に、アクション映画や刑事ドラマのサントラかけまくりたい
気分になるときのセレクションに本作のサントラ盤も加わった(笑)。
右京と神戸がGT-Rで捜査に赴くときのイメージ映像が膨らむ。
今回の劇場版は内容もさること、サウンドの出来には満足した。久々に
邦画のサントラ盤を購入したくなった!
青春の殺人者【ワイド】 [VHS]
1年前ぐらいにとある雑誌を見て借りてみたんすけど。
衝撃。が走りました。
監督はこれと「太陽を盗んだ男」の2本で映画界から離れている長谷川和彦さん。どえらい映画見ちまったモンです。
僕のいっちゃん好きな俳優水谷豊ふんするイマイチ社会に適応し切れてない男がふとしたことで両親を殺してしまうというド重い内容。もう一つは主演水谷さんの振り切れない感でしょう。
自分が親を殺してしまったという事実をとめどなく流れてゆく毎日に溶かしてまおうと思いながらそれが出来ないで悩む姿。
恋人と別れようと思っても結局別れられない弱さ。
誰もが持っている人間の弱い部分を全部見せられてしまう話です。
若いうちにみましょう。