ドラマCD 半分の月がのぼる空 VOL.2
前回のドラマCDでは夏目吾郎の越えてきた道でした(いや、まだ越えてないのかもしれません)。裕一がこれからいつか向かえることになる道です。
今回はそんな話の序章です、裕一と里香が出会う話、裕一が大切なモノを見つける話。
一巻のスタッフのコメントの中にこんな事が書いてありました
「事実は小説より奇なり」という言葉があります、ならば「小説は事実より真なり」という逆説も成るのではないか
と、あぁその通りだなと思いました。
この物語は「奇」ではありません、宇宙人も出てこないし裕一が凄い力を持っている訳でもないし里香の病気が完全に治ったりしません。
「真」です、バカな高校生が葛藤し、時に逃げ出し、迷い大人になっていくそんな話です。
原作がライトノベルという少しオタク的な媒体でなければもっと評価されていたのかもしれないと思います。
(これもドラマCDというあまり馴染みのない媒体ですし)
ですがこのドラマCDは原作をほぼ忠実に再現されていて尚かつBGMも話に合った曲でとても完成度が高いです。
是非聞いてもらいたいですね。
半分の月がのぼる空 one day (電撃ビジュアルノベル)
かなり綺麗です。色使いがやさしいというかあたたかというか、そんな感じです。
ストーリーは裕一と里香が退院した直後の話になります。
5巻と6巻目に少し間があるので、この作品がその間を補っていると考えてもらえば。
今までの入院生活から普通に戻った二人。
そんな時間を二人とも大切にするように過ごしていく。
何気ない話ですが、その何気なさが大切なんだなと感じます。
色がついているので、絵には深みが出ています。
ちょっとページのわりには高いかもしれませんが、半月を読んだこと人にはぜひ読んでほしい本です。
半分の月がのぼる空 [DVD]
みなさん書かれているように、全6話しかないので1話の展開が速すぎます。
里香と裕一がうちとける(仲良く)のは、もっとじらしても(原作と同じスピードで)
いいような気がします。
が、この第1巻であきらめないで最後まで見て欲しいです。
6話全体で見て評価して欲しいです。
ようは、6話全体で劇場版のボリュームとして見てみればよいかと。
あとは、高橋美佳子の演技がいいです。
里香のはにかんでいるところとか、わがままをいうところとか里香らしくていいと思います。
ドラマCD 半分の月がのぼる空 VOL.3
半月のファンになって、もうかなり経ちますが、この作品はおそらく自分にとって一生モノです。
半月は、命を失うコトの寂しさ、切なさ、ただの日常がこんなにも大切だというコト、その他にも色々、伝えきれない優しさがあるお話です。
小説やマンガ、アニメやドラマ、CDなど、ファンを裏切らない作品にもなっています。
今回でドラマCDも3作品目になりましたが、やはり笑いあり、涙ありでした。
里香の怒る顔、裕一が苦悩して夏目に歯向かう様が、頭に浮かんできます。
最後の方の、小夜子の『銀河鉄道の夜』の朗読も、グッときました。
本当に優しくて、でも現実的なストーリーの半月の魅力には、参ります。
そして山本先生のイラストは、まさに半月を飾っていると思います。
まだ半月を知らない方がいるなら、ぜひオススメしたいです。この半月は、最高です!
CDも、また続編が出ると聞いて、ガッツポーズもしました♪
なので、首を長くして続編を待ちたいと思います!
残酷な道のりでも、必ず光があると信じて、里香と裕一には、頑張ってほしい!
半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫)
普通のお話です。
魔法も剣も、空も飛びません。
普通の男の子と普通の女の子が出会うお話。
ただ1つ普通じゃないのは、女の子は病気だったっていうこと。
死と隣り合わせの。
大切な人と一緒に歩んでいくということは、重い荷物を背負うこと。
それは重くて、自分勝手には動けなくなるぐらい。
だけど、とっても温かくて幸せなもの。
そんなお話に涙し、感動しました。
そんなことを感じるような作品だと思います。
高校生や、高校を卒業した大学生、社会人にぜひ読んで欲しい作品です。
きっと、共感できることが多いと思います。
本を読まない自分でも、すごく読みやすかったですし。
自分はこの作品に出会えてよかったです。
ありがとうって気持ちです。